2016年09月05日 13:41 弁護士ドットコム
中高生限定のスマートフォン向けアプリ「ゴルスタ」で、ユーザーの個人情報をアプリ運営会社の担当者がSNS上に意図的に書き込んだことなどに批判があがっていた問題で、運営するスプリックス社は9月5日、同社サイトで「ゴルスタのサービス終了につきまして」と題し、サービスを終了することを発表した。
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「ゴルスタ」は、「全国の中高生と友達になれる」をキャッチフレーズに2014年10月にサービスを開始したが、今年8月、運営方針を批判した元利用者の名前など個人情報を運営側が公式ツイッター上に書き込むなどし、批判が殺到していた。
同社は、運営管理体制を調査した結果、一部の運営担当者に「ふさわしくない言動があった」ことを確認。「今回の調査結果は大変重く、直ちにサービス全体を終了する理由となりました」としている。
以下がその全文。
この度、弊社が運営する中高生限定アプリ「ゴルスタ」のサービスを終了することといたしました。
先般、ユーザー1名さまの情報の一部を流出させてしまいましたことは既にご報告申し上げました。 それ以降ゴルスタでは、新規登録を停止し、「運営方針が厳しすぎるのでは」というご意見に対する検証も含めて、運営管理体制を調査して参りました。
その結果、一部の運営担当者において、明らかにふさわしくない言動があったことを確認いたしました(*1)。 この言動は、一部の運営担当者を再教育すれば解決するという問題ではなく、当然ながらゴルスタ運営部門、ひいては弊社全体の問題であると重く受け止めております。「厳しい運営だからこそゴルスタは安心だ」という ご意見をいただきます一方、だからと言って、ゴルスタ運営担当者がかかる「ふさわしくない」言動をしてよいということではございません。
教育を生業とする弊社にとって、今回の調査結果は大変重く、直ちにサービス全体を終了する理由となりました。
停止・終了作業は一両日中には完了する予定でおります。 関係各位、特にこの度情報を流出させてしまったユーザーさま、ならびにゴルスタ運営のふさわしくない言動に接したユーザーの方々におかれましては、大変申し訳ございませんでした。
以上
*1:アカウント停止をしたユーザーをただちに削除せず、ユーザー名を「違反‐停止理由」などに変更して、 一定期間みせしめのような状態にするなどの行為が確認されました(現在は修正いたしております)。
(弁護士ドットコムニュース)