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プジョー・シトロエン・ジャポン WTCC日本ラウンド レースレポート

2016年09月05日 12:51  AUTOSPORT web

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WTCC第9戦日本ラウンド ホセ-マリア・ロペス
PRESS RELEASE
2016年9月5日

世界ツーリングカー選手権(WTCC)日本ラウンド
~ツインリンクもてぎでロペスが暫定ドライバーズチャンピオン※に~

 FIA世界ツーリングカー選手権(WTCC)第9戦の日本ラウンドが、9月3~4日に栃木県のツインリンクもてぎで開催され、シトロエンのホセ-マリア・ロペスがオープニングレースで4位、メインレースで2位に入り、暫定ながら3年連続となるドライバーズチャンピオン*に輝きました。メインレースではイヴァン・ミューラーが優勝、シトロエンはワン・ツーフィニッシュで最高の結果を達成しました。

 9月3日(土)に行われた予選では、上位5台のうち4台をシトロエンC-エリーゼWTCCが占め、ロペスがWTCC通算20回目のポールポジションを獲得しました。2016年シーズンから導入された、3台が同時にタイムアタックを行うMAC3(Manufacturers Against the Clock)にはロペス、ミューラー、トム・チルトンの3名が参加、トップタイムを記録。マニュファクチャラーズポイントに10点を加算しました。



 9月4日(日)のオープニングレース(レース1)では、予選10番手までがリバースグリッドとされるため、ミューラーが9番手、ロペスが10番手からのスタートとなりました。しかし周回を重ねるごとに2台のシトロエンCエリーゼWTCCはポジションアップを果たしていきます。

 途中でふたりが接近戦を演じる場面もあったものの、13周のレースを終えて最終的にはロペスが4位、ミューラーが5位でフィニッシュしました。続いて行われたメインレース(レース2)では、ロペスがポールポジション、ミューラーが2番手からのスタートです。スタートをきれいに決めた2台のシトロエンCエリーゼWTCCは、そのまま背後を脅かされることなくリードを拡大。レース終盤にはロペスがミューラーに順位を譲り、ミューラーが首位、ロペスが2位でゴールしました。

 シトロエンはワン・ツーフィニッシュを達成し、ロペスは暫定ながら、3年連続ドライバーズチャンピオン※を手中に収めています。また、ミューラーもドライバーズランキングで2位と同点の3位に浮上しています。(※第11戦タイラウンドのキャンセルが、9月28日の世界モータースポーツ評議会で承認されることが条件)

ドライバーのコメント
■ホセ-マリア・ロペス



「私はシトロエン・レーシングで素晴らしい3年間を過ごしてきました。WTCCは私のキャリアにとって大きなチャンスとなりましたが、多くはチームのおかげでもあります。メインレースでは、イヴァンに敬意を表して勝利を譲りました。それは簡単な決断ではありませんでしたが、チャンスは残り少ないと考えたのです。次はマニュファクチャラーズタイトル獲得に向けて戦い続けます」

■イヴァン・ミューラー



「まずペチート(ロペス)に3度目のタイトル獲得おめでとうと言いたいです。彼は間違いなくこのカテゴリーで現在最速のドライバーでしょう。アルゼンチンで私が彼を助けたように、今日は彼が勝ちを譲ってくれました。我々の間には、お互いに敬う気持ちがあります。それは、お互いにシトロエンの勝利を目指す強い気持ちの上に成り立つものです」

 プジョー・シトロエン・ジャポンでは、シトロエン・レーシングと協力したファンイベントも成功裏に終わり、多くの皆様にレース2での勝利と、3年連続ドライバーズチャンピオン確定の瞬間をご覧いただくことができました。シトロエンへのご声援、誠にありがとうございました。