2016年F1イタリアGP決勝で、トロロッソのダニール・クビアトはリタイア、カルロス・サインツJr.は15位だった。
■スクーデリア・トロロッソ
ダニール・クビアト 決勝=リタイア
望んでいたようなレースにはならなかった。ターン1で何台かに囲まれた状態でコースオフした時に、フロアを破損してしまい、大きくダウンフォースを失っていたんだ。
それとは別に、バッテリーもずっとオーバーヒートし続けていたので、仕方なくリタイアすることを決めた。
ここでは厳しいレースになるのはわかっていたが、こんなに早々にレースを終えることになって残念だよ……。とにかく忍耐を失わずに、今後数戦のコースが僕らのクルマに向いていることに期待をかけたい。
カルロス・サインツJr. 決勝=15位
ポイント圏内でフィニッシュするために、今日できることはすべてやったと思う。だが、やはりそれなりの速さがないと、ポイント獲得は不可能だ。
僕らは1ストップ戦略で行こうと決めていた。実際、途中まではそれで行けそうにも思えたんだけど、終盤にあまりにもラップタイムが落ちすぎたので、結局2度目のピットストップを行わざるをえなかった……。
理想的なレースではなかったね。僕に言えるのは、今日このクルマから引き出せるものはすべて引き出したこと、そして、どう頑張っても15位より上は無理だったということだ。
モンツァでは、先週のスパと比べるとクルマの動きは悪くなかったから、それが僕らにとってはポジティブな点だ。
ここを含めた過去3戦は、どれも僕らには厳しい、パワー勝負のサーキットでのレースで、とても苦しい戦いを強いられた。シンガポールではこうした状況も少しは変わるから、このチームに相応しいポジションまで巻き返したいと思っている。