F1イタリアGP決勝は、ニコ・ロズベルグが予選2位から優勝。チャンピオンシップで、ルイス・ハミルトンに2点差と迫った。フェラーリのセバスチャン・ベッテルは3位で表彰台に上がり、ティフォシからの声援を浴びた。
レースは気温29度、路面38度のドライコンディションでスタート。いきなりポールポジションのハミルトンは出遅れ、ロズベルグがトップを奪う。続いてベッテル、ライコネンのフェラーリ勢。ハミルトンはバルテリ・ボッタス、ダニエル・リカルドの後ろ、6番手まで落ちてしまった。
後方ではフェリペ・ナッセとジョリオン・パーマーが接触。ナッセには10秒ペナルティの裁定が出たが、結局は両者リタイアとなっている。
13番グリッドからスタートしたマノーのパスカル・ウェーレインは第1シケインでストップし、26周リタイア。ダニール・クビアトはピットレーンのスピード違反でペナルティが出たのち、ガレージへ入ってレースを終えている。
ハミルトンは序盤ボッタスを抜くのに手こずったものの、11周目には4番手、ライコネンとベッテルがピットインすると16周目には2番手まで上がってきた。メルセデスは、両者1ストップ。フェラーリは計算上は最速と考えられた2ストップ作戦を選んだが、メルセデスを脅かすことはできなかった。
47周目にリカルドが第1シケインでボッタスを急襲、みごと5位を奪う。しかし、ウイリアムズはボッタス6位とマッサ9位で、コンストラクターズ選手権ではフォース・インディアを逆転してランキング4位を取り戻した。
フェルナンド・アロンソは49周目に3回目のピットストップを行い、51周目にファステストラップを記録したものの結果は14位。ジェンソン・バトンは最終周までロマン・グロージャンを追ったが、逆転ならず12位とマクラーレン・ホンダは無得点に終わっている。
イタリアGP決勝レース暫定結果
1位:ニコ・ロズベルグ
2位:ルイス・ハミルトン
3位:セバスチャン・ベッテル
4位:キミ・ライコネン
5位:ダニエル・リカルド
6位:バルテリ・ボッタス
7位:マックス・フェルスタッペン
8位:セルジオ・ペレス
9位:フェリペ・マッサ
10位:ニコ・ヒュルケンベルグ
11位:ロマン・グロージャン
12位:ジェンソン・バトン
13位:エステバン・グティエレス
14位:フェルナンド・アロンソ
15位:カルロス・サインツJr.
16位:マーカス・エリクソン
17位:ケビン・マグヌッセン
18位:エステバン・オコン
リタイア:ダニール・クビアト
リタイア:パスカル・ウェーレイン
リタイア:ジョリオン・パーマー
リタイア:フェリペ・ナッセ