ピレリは、2016年F1第14戦イタリアGPに向けて、タイヤの最低内圧を下げることを決定した。
今季マシンの高速化を抑制するために、タイヤの最低内圧を上げて対処していたが、ドライバーからは「パフォーマンスに悪影響を及ぼしている」という声が挙がっている。
ベルギーGPでは最低内圧が高すぎるとして、何名かのドライバーから不満が出ていた。それを受けてイタリアGPのフリー走行では、ピレリが指定の最低内圧を下げた。フロント23.0psi、リヤ20.5psiという設定に変更されている。
しかし、金曜日の走行後、マクラーレンのジェンソン・バトンは次のように語っている。
「モンツァは高速サーキットだし、タイヤに厳しいコーナーも多くない。それでもロングランでは多くのデグラデーションが発生している。ミディアムタイヤを使いこなすのが難しいんだ。スーパーソフトとソフトは、すぐにデグラデーションができてしまうしね。これまでのような1ストップ作戦は採れないかもしれない」