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Honda MotoGP第12戦イギリスGP Moto3クラス予選日レポート

2016年09月04日 16:51  AUTOSPORT web

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エネア・バスティアニーニ
2016.09.03 ロードレース世界選手権 第12戦 イギリスGP 予選

[Moto3] バスティアニーニが2番手となり、フロントローを獲得

2016年9月3日(土)・予選
会場:シルバーストーン・サーキット
天候:曇りのち雨
気温:16℃
コースコンディション:ドライのちウエット

Moto3 レポート
Moto3クラスの予選は、転倒者が16人という厳しい戦いとなりましたが、その中で、エネア・バスティアニーニ(Gresini Racing Moto3)が、5戦連続今季6回目のフロントローを獲得しました。初日のフリー走行で5番手、2日目も着実にタイムを短縮して4番手につけると、ウエットコンディションとなった予選では、PP争いを繰り広げてフロントローを獲得しました。

初日7番手、2日目のフリー走行で15番手と大きくポジションを落としていたニッコロ・アントネッリ(Ongetta-Rivacold)が、ウエットコンディションとなった予選で転倒するも4番手。チームメートのジュール・ダニーロは、第9戦ドイツGPに続いて今季ベストの7番グリッドを獲得しました。

以下、アーロン・カネット(Estrella Galicia 0,0)が12番手、ヤコブ・コーンフェール(Drive M7 SIC Racing Team)が15番手、ルーキーで雨を得意とするカイルール・イダム・パウィ(Honda Team Asia)が転倒を喫するも16番手。ドライコンディションのフリー走行でトップタイムをマークしたホルヘ・ナバロ(Estrella Galicia 0,0)は、雨の予選でもいい走りを見せましたが、転倒を喫し18番手にダウン、フリー走行で8番手の尾野弘樹(Honda Team Asia)も転倒を喫して19番手へとポジションを落としました。

滑りやすい路面で転倒者の多い予選となりましたが、決勝はドライコンディションが予想されます。ドライコンディションで好調だったHonda勢の追い上げのレースが期待されます。

Moto3 コメント

エネア・バスティアニーニ(Moto3 2番手)
「雨のレースだった昨年は、あまり速く走れなかったので、今日の結果はとてもうれしいです。一歩前進できたことを証明できました。レースに向けて、まだまだ取り組まなければならないことはありますが、今日は順調に周回することができました。決勝が、もしウエットなら、いいペースで走れると思います。もし、ドライコンディションになったら、トップとはそれほど離れていませんが、まだ足りないものがあります。(フランセスコ)バグナイアと(ホルヘ)ナバロが速そうです。もし明日のウォームアップがドライになったら、引き続きセットアップに取り組みます。マシンの感触はいいので、ドライコンディションになっても、表彰台争いには加われると思います」

ニッコロ・アントネッリ(Moto3 4番手)
「マシンの状態が完全ではないので、今日はドライコンディションで走りたかったのですが、予選は残念ながらウエットコンディションになってしまいました。しかし、ウエットではいい走りができました。セッション終盤になって雨量が多くなり、リヤから転倒してしまいました。幸いにもケガがなかったので、明日の朝のウォームアップで最後の調整をして決勝に挑みたいです」

ジュール・ダニーロ(Moto3 7番手)
「いい予選になりました。セッション中、単独で走り続けましたが、バイクの状態もペースもよくて、気持ちよく乗ることができました。今日はコンディションが悪くなると思ったので、セッション序盤にリスクを冒してタイムを出すことにしました。その結果、7番手を獲得することができました。明日はドライコンディションになりそうので、どんな結果になるのか楽しみにしています」

尾野弘樹(Moto3 19番手)
「ドライコンディションだった午前中のフリー走行は、着実にタイムを短縮して8番手につけることができました。ウエットコンディションになった予選も、順調にタイムを短縮することができたのですが、だんだん雨が強くなってきたのでペースを抑えました。しかし、10コーナーの立ち上がりでハイサイドを喫し、転倒してしまいました。調子がよかっただけに残念です。19番手までグリッドを落としてしまいましたが、決勝は、ドライになってもウエットになってもいい走りができているので追い上げていきたいです」