2016年F1イタリアGPの土曜予選で、マノーのパスカル・ウェーレインは14位、エステバン・オコンはトラブルのためノータイムに終わった。
レーシングディレクターのデイブ・ライアンは、「パスカルは余裕でQ2に進み、14位を獲得、マクラーレンの間に割って入った。素晴らしい結果だが、予想していた順位である」と述べている。
■マノー・レーシングMRT
パスカル・ウェーレイン 予選=14位
特に午前中の僕らがどうだったかを考えると、この予選には本当に満足している。FP3では苦戦していて、クリアラップがとれなかった。うまくまとめ上げることもできず、苛立たしかった。けれども予選では肝心なときに思うように走れて、おそらくは期待以上のペースがあった。
ライバルたちの前で予選を終えることができて、本当にうれしく思っている。僕らがどれだけのことをやってきたかを証明できた。今日はパッケージからほぼ全ての力を引き出したけれど、まだ余力がある。それをレースに注ぎ込めるといいね。
明日は難しい一日になる。どのチームもモンツァにはモンツァ用のパッケージを持ち込んできているからね。でも僕らは戦える位置に入りこめたし、ここから良いレースができるはずだ。チャンスを最大限に生かすことができるかもしれない。
スパでのスタートには、がっかりした。でもあれもレースだし、また明日、スタートを切ることができる。最初のふたつのコーナーはとてもタイトなので、注意深く行く必要がある。すごくわくわくしているし、自信があるよ。素晴らしいと言えるような仕事がしたい。
エステバン・オコン 予選=ノータイム
マシンが突然息絶えた。ダッシュボードが壊れて、エンジンも切れてしまい、何の情報も得られなかったんだ。昨日の電気系統のトラブルが再発したようだが、すべてを調査して、明日は確実に問題が起きないようにする。
トラブルが起きたために、予選はとても悔しいものになった。マシンにペースがあることはわかっていた。今週末、特に今日の午前中は強さがあって、だからこそ予選では素晴らしい結果を期待していた。
パスカルは僕らのマシンにどれだけの強さがあるかを証明してくれたから、おめでとうと言いたい。
こういう問題が起きることもあるし、この苛立ちをレースへのエネルギーへと変換しなければならない。ここでは何が起きるかわからないから、特に1周目と長いストレート後のタイトなコーナーに集中していく必要がある。明日は全体的に素晴らしいレースになるだろう。僕とチームにとっても、そうであることを望むよ。