2016年F1イタリアGPの土曜予選で、フェラーリのセバスチャン・ベッテルは3位だった。
■スクーデリア・フェラーリ
セバスチャン・ベッテル 予選=3位
ここまでいい週末を送っている。2台揃ってセカンドロウに並べることができた。ここからいいレースができると自信を持っている。
(スーパーソフトタイヤでスタートするため)スタート時は僕らにアドバンテージがあるかもしれないけど、状況を見ていく必要がある。ライトが消えた瞬間、タイヤからいいトラクションを得られるといいね。ターン1までは長いし、何かできるかもしれない。でも決勝は一瞬の戦いではなく、53周続くんだ。
正直な話、Q1とQ2で違うコンパウンドで走ってタイムを見た時点で、(Q3は)苦しい戦いになると分かった。でも何が起こるか分からないし、全力でプッシュした。Q3の最初のランではプッシュしすぎたと思う。いいラップではなかった。幸い、最後に挽回できたけど。
全体的にはとても満足している。ラップの序盤に関してはそれほどでもないけどね。予選では(メルセデスとの)ギャップは大きかったが、レースペースではそこまでではないと思うので、期待している。
後ろのことは気にしていない。重要なのは前に誰がいるかだ。僕らの前にはまだ2台いる。ギャップは思っていたより少し大きいが、この2戦で状況が落ち着きつつあるし、ファクトリーに関しても物事が正しい方向に進みつつある。我慢するのは好きではなくても、今は忍耐強さを示さなければならない。いずれいい時が来る。
彼ら(メルセデス)との差はかなり大きいから、喜ばしい状況ではないね。今日は、彼らだけが別の世界にいるようだった。僕らは去年よりも大きく遅れている。がっかりだよ。十分な速さがない。単純に、マシンとエンジンの組み合わせにおいて僕らはまだ劣っているんだ。追いつけるかどうかは僕ら次第だ。
エンジンに関しては(アップデートによって)一歩前進したし、他の部分も改善しつつある。今週末はずっとよかったんだ。予選ではもう少しうまくやれたかもしれない。