MotoGP第12戦イギリスGP、MotoGPクラスは、イギリスのシルバーストンサーキットで2日目の予選を行い、カル・クロッチロウ(LCRホンダ)が2分19秒265でポールポジションを獲得した。
MotoGPクラスの3回のフリー走行でトップに立ったのはマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)。総合11番手以下のライダーによって争われるQ1で上位につけたユージン・ラバティ(アスパー・チーム)とジャック・ミラー(マークVDS)のふたりを加えた12名のライダーによって、Q2は争われた。
Q2は気温16度、路面温度17度、Q1よりも雨がやや強いウエットコンディションで争われた。開始4分すぎにリーダーボードのトップに立ったのはホルヘ・ロレンソ(モビスター・ヤマハ)だったが、開始7分すぎにクロッチロウが2分19秒265がファステストを更新する。
残り3分を切ったところでマルケスが2番手に浮上、直後にバレンティーノ・ロッシ(モビスター・ヤマハ)が2番手となるが、マルケスは続くアタックラップの1コーナーで転倒を喫し、体にダメージはなかったものの、走行を続行することができず、コースサイドから他のライダーのアタックを見守ることになる。
この時点でマルケスは3番手につけていたが、終盤のアタックでマーベリック・ビニャーレス(スズキ)、ダニ・ペドロサ(レプソル・ホンダ)がマルケスのタイムを上回る。クロッチロウは2番手以下にコンマ9秒の差をつけて、今シーズン初、MotoGP通算3回目のポールポジションを獲得、ホームレースのファンの声援に応えた。
2番手に2分20秒263でロッシが続き、ロッシはフリー走行総合10番手からジャンプアップ。3番手に2分20秒514でビニャーレスが続き、ビニャーレスは今シーズン3回目のフロントロウを獲得した。
4番手に2分20秒742でペドロサが続き、マルケスは2分20秒779で5番手。Q1からQ2に進出したラバティはQ2でも好走を見せ、2分20秒821で6番手と、MotoGPベストグリッドを獲得。7番手に2分21秒074でスコット・レディング(プラマック)が続きトップ10内に3人のイギリス人ライダーが入った。
8番手に2分21秒446でアンドレア・イアンノーネ(ドゥカティ)、ロレンソは2分21秒687で9番手に終わり、10番手に2分22秒420でアンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)が続いたが、ドビジオーゾは終盤のアタック中に15コーナーで転倒を喫してしまった。アレイシ・エスパルガロ(スズキ)が2分25秒285で11番手、Q1からQ2に進出したミラーは、計測ラップ1周目の17コーナーで転倒、タイムを記録することができず、12番手。
以下、Q1のタイム順にロリス・バズ(アビンティアレーシング)が2分18秒552で13番手、ダニロ・ペトルッチ(プラマック)が2分18秒657で14番手、ポル・エスパルガロ(ヤマハ・テック3)が2分18秒871で15番手。代役参戦のアレックス・ロウズ(ヤマハ・テック3)は2分18秒900で16番手。17番手に2分19秒115でステファン・ブラドル(アプリリア)、18番手に2分19秒125でエクトル・バルベラ(アビンティアレーシング)、19番手に2分20秒299でアルバロ・バウティスタ(アプリリア)、20番手に2分21秒255でヨニー・エルナンデス(アスパー・チーム)、21番手に2分21秒774でティト・ラバット(マークVD)の順で続いた。