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Honda MotoGP第12戦イギリスGP Moto3クラス初日レポート

2016年09月03日 16:41  AUTOSPORT web

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ホルヘ・ナバロ
Moto3レポート
 Moto3クラスは、総合2位につけるホルヘ・ナバロ(Estrella Galicia 0,0)が、一番時計。初日の総合では初のトップタイムとなりました。ナバロは第7戦カタルニアGPで初優勝を達成しましたが、その後、トレーニング中のケガで第8戦オランダGPを欠場。第9戦ドイツGPで復帰を果たすも、第10戦オーストリアGP、第11戦チェコGPと表彰台争いから遠ざかっていました。やっと調子を取り戻したナバロ。予選では、昨年に続いてのイギリスGPでのPP獲得が期待されます。

 中盤戦に入って調子を上げているファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Gresini Racing Moto3)が3番手につけて、今季4度目の表彰台獲得向けて絶好のスタートを切りました。

 前戦チェコGPで総合3位に浮上したエネア・バスティアニーニ(Gresini Racing Moto3)が5番手。以下、ニッコロ・アントネッリ(Ongetta-Rivacold)が7番手、アーロン・カネット(Estrella Galicia 0,0)が8番手、尾野弘樹(Honda Team Asia)が9番手、ジュール・ダニーロ(Ongetta-Rivacold)が10番手と、トップ10に7人のHonda勢が入りました。

 初日は、気温と路面温度が低かったこともあり、全体的にタイムは伸びませんでした。昨年、この大会で初のPPを獲得、初日トップタイムのナバロは、自身のベストタイムから約2秒落ち。土曜日の予選がドライコンディションになれば、大幅なタイム短縮が予想されます。

ホルヘ・ナバロ(Moto3 1番手)
「今日はとてもいい一日でした。このサーキットではいいベースセッティングを持っているので、あまり変更することがありませんでした。しかし、気温が低く、湿度も低く、難しいコンディションでした。マシンのフィーリングはとてもよかったのですが、タイヤのグリップをうまく引き出せませんでした。まだまだやることはたくさんありますが、午前も午後もドライコンディションで走れたし、全体的にはいい一日でした。明日も引き続き、がんばります」

ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Moto3 3番手)
「初日を3番手で終われてとてもハッピーです。1回目、2回目ともにトップとそれほどタイムは離れていなかったし、スリップを使わずにベストタイムをマークできました。今日は、一日を通じてマシンのセットアップを進められました。引き続き明日も、セットアップの改善に努めます。今日はコーナリングスピードを上げていくことができませんでした。その理由は旋回性がよくないためで、明日はこの課題に取り組みたいです。シルバーストーンは好きなコースです。バンピーな部分もあって大変ですが、今日は一日楽しめました。決勝でいいレースをするためにも、明日の予選ではトップ10を目指します」

エネア・バスティアニーニ(Moto3 5番手)
「午前中は少し苦戦したので、5番手タイムをマークできて、本当にうれしいです。午後のセッションは、午前中に苦労したいくつかのエリアでタイムを上げられて、走っていてとても楽しかったです。ただ、コース前半のハイスピード区間でマシンの切り返しに課題を抱えています。いいレースをするためにも、この部分を改善したいです。このサーキットは風の影響が大きいので、ライディングスタイルにも取り組みます。予選は厳しい戦いになると思います。しかし、今日の課題を解決できれば、いいグリッドを獲得できると思います」

尾野弘樹(Moto3 9番手)
「マシンのセッティングは、徐々によくなってきています。まだ、コースのライン取りが定まらずギクシャクしているので、明日はその部分を詰めていきたいです。今日は自己ベストに近いタイムを出せました。しかし、ライバルたちはまだ全然遅いので、明日はさらにタイムを上げてくると思います。このポジションをキープ、もしくは上げていくためには、もっとタイムを上げていかなければなりません。昨年はケガが治っていない状態で決勝に臨み、厳しい走りを強いられました。今年は、ちょっとずつ楽しくなっています。明日もいい走りができるようにがんばります」