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2017年からスタートの『グローバルMX-5カップ・ジャパン』に高い関心

2016年09月03日 14:51  AUTOSPORT web

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グローバルMX-5カップ・ジャパンに使用される世界統一仕様のMX-5
2017年から日本でもスタートするマツダMX-5(ロードスター)のワンメイクレース『グローバルMX-5カップ・ジャパン』。日本での出場希望者を対象とした試乗商談会が8月25日に筑波サーキットで開催されたが、多くの関心を集めた。

 すでにアメリカでスタートしているグローバルMX-5カップ・ジャパンは、MX-5を使って世界統一ルールのマシンを使用。世界各国で最速の“MX-5乗り”を決め、最後は世界一を決めるというレースだ。

 日本では17年から開始予定で、先日仕様や本体価格が発表されたばかり。2リッターのSKYACTIV-Gエンジンを搭載した左ハンドルの米国仕様車をベースとし、ECU、専用サスペンション、ブレンボブレーキシステム、エキゾースト、ロールケージ、データコレクションシステム、BFグッドリッチ製スリックタイヤ、デフオイルクーラー、消火器などを標準装備し、選択自由となっているバケットシートとフルハーネスベルトを装着すれば、そのままレースに出場できるパッケージとなっている。

 筑波で開催された試乗商談会には、抽選で選ばれた15名が参加した。初代マツダMX-5から現在の4代目に至るまでの各モデルによるモータースポーツシーンの映像にはじまり、マツダの青山裕大執行役員があいさつ。ロードスター・アンバサダーの山本修弘さんがロードスターの魅力について解説した。

 また、グローバルMX-5カップカーの開発を担当したロング・ロードレーシングのトム・ロングは、「マツダMX-5のライトウエイトシャシーと定評ある軽快なハンドリングを活かし、誰もが楽しめるワンメイクレース車両に仕上げた」と語った。

 今回参加した希望者は、いずれもスーパー耐久やワンメイクレース、ロードスター・パーティレースの出場経験をもつドライバーばかり。スーパーGTでも長年活躍したベテランの檜井保孝も参加したが、「僕にも世界一になれるチャンスがあると聞いて、試乗会に応募しました。強いチームに所属しなくとも、または豊富な資金力がなくても、ドライバーの腕で勝負できるというところが魅力です」と語った。

 また、今回は9月にラグナセカで開催されるグローバルMX-5カップ・インビテーションレースに日本から出場する2名の若手ドライバーが紹介された。1名は、2015年のロードスターパーティレースでチャンピオンとなったことでスーパー耐久レースのレギュラーシートを手に入れ、堤優威さん。そしてマツダウィメンインモータースポーツプロジェクトの第1期生である北平絵奈美さんのふたりが“日本代表”としてレースに挑むことになる。

 車両の詳細や購入についてはグローバルMX-5カップ・ジャパン公式サイト(http://mx-5cup.jp)まで。