WTCC世界ツーリングカー選手権の日本ラウンドは9月3日、ツインリンクもてぎで午前8時45分からフリープラクティス1が、午前11時からフリープラクティス2が行われ、両セッションともネストール・ジロラミ(ボルボS60ポールスター)が最速となった。
事前の天気予報とは異なり、晴天に恵まれた9月3日のツインリンクもてぎ。今年で2回目の開催となるもてぎ戦のフリープラクティスが午前8時45分からスタートし、いよいよ本格的な走行が始まった。
1番ピットの王者ホセ-マリア・ロペス(シトロエンC-エリーゼWTCC)を先頭にコースインしたWTCCマシンたちは、30分×2回というセッションを有効に活かすべくピットアウト~インを繰り返しながら周回。多くのマシンがピットロード出口でスタート練習を行った。
途中、最終ビクトリーコーナーでコースアウトするマシンもあったものの、大きなクラッシュ等はなくフリープラクティス1は終了。ボルボS60ポールスターを駆るジロラミが早々にライバル勢を大きく離す1分56秒437というタイムをマークし、まずは最初のセッションのトップタイムをマーク。ニッキー・キャツバーグ(ラーダ・ベスタWTCC)が2番手、テッド・ビョーク(ボルボS60ポールスター)が3番手となった。
4番手にはイバン・ミューラー、5番手はロペスとシトロエン勢が続き、ホンダ勢の最上位はロブ・ハフの8番手。今回WTCCにスポット参戦している道上龍(ホンダ・シビックWTCC)は10周をこなし、1分58秒998の12番手で最初のセッションを終えている。
午前11時からスタートしたフリープラクティス2は、FP1に比べ気温もかなり上昇。午後の予選に向けふたたびピットアウト~インを繰り返していく。途中、何度か最終コーナーを中心にコースアウト等はあったものの、大きなアクシデントはなく、このセッションも10周前後の周回を各ドライバーがこなした。
FP2でふたたびベストタイムとなったのはジロラミ。昨年WTCCにスポット参戦した経験をもつが、予選に向け好調な手ごたえを得た。2番手はトム・チルトン(シトロエンC-エリーゼWTCC)、3番手はメディ・ベナーニ(シトロエンC-エリーゼWTCC)と、セバスチャン・ロウブ・レーシング勢が続いた。ホンダ勢の最上位はティアゴ・モンテイロの7番手。道上はこのセッションを15番手で終えている。
ただ、予選になると急激に戦力図が変わるのがWTCCの恒例。この後午後3時からスタートする予選Q1がどんな展開となるのか、注目と言えるだろう。