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”空飛ぶ車”をスタートアップが開発!最高時速は90km

2016年09月03日 08:51  Techable

Techable

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近年、世界中のエンジニアの手によってまるで夢のような“空飛ぶ車”の開発が進められるなか、14年の歳月を経て米国カリフォルニアのモハーヴェ砂漠に登場したのが、見た目はジャイロコプターそのもの、「Molnar G2」だ。
・米国のパイロット・エンジニア集団が開発
注目の“飛ぶ車”を開発したのは、米国カリフォルニア州に拠点を置くスタートアップDezso Molnarだ。

航空エンジニアやパイロットなどからなるチームであり、なかには自動車のスピードを競い合う「スピリット・オブ・アメリカ」のチームリーダーや、再生可能な世界初のプライベート用宇宙船の開発へと導く宇宙コンペティション「Ansari X賞」の審査員を務めた経歴を有する者もいるようだ。
・ジャイロコプターの特徴を網羅


Molnar G2を一言で表すと、ジャイロコプターの特徴を網羅しているという点だ。

上部には自動回転式の回転翼、一方後部にはプロペラが取り付けられており、プロペラから回転翼に空気を送り、揚力を生み出すことによって機体が空中に浮上するようになっている。

地上では最高時速140km、空中においては最高時速90kmで操作することができる。
・コストがかからない
コスト面を最優先し設計されている点もMolnar G2の特徴のひとつと言えよう。

ヘリコプターの場合、1時間飛行するだけで1000ドル(10万3千円)はかかるという。さらに、固定翼の飛行機ということになると何百ドル単位のお金が消費されていく。一方、このMolnar G2で1時間飛行するのに要するコストはたった35ドル(3605円)である。
・軽量性を重視
さらに、Molnar G2は軽量な材料で出来ている。

「世界中を飛行中に受ける衝撃をいかに減らせるか?」を視野に入れつつ研究開発を進めており、近い将来世界中をスイスイ飛行することも可能となるだろう。

Dezso Molnar