イタリアGPを開催中のモンツァが、新たに3年のF1開催契約を結ぶことが決定的となった。
まだ正式契約は結んでいないものの、F1最高権威者のバーニー・エクレストンと、イタリア自動車クラブ(ACI)会長のアンジェロ・スティッキ・ダミアーニが金曜日の午後に発表した。
「法的な問題もあり、残念ながら今日ここでサインすることはできないが、それよりもこの数カ月、弁護士との交渉を続け、このような結果を迎えられたことが重要だ。今後詳細をつめて、英国で正式にサインする予定になっている。契約期間は3年だが、この先100年は続けて欲しいと願っているよ」とエクレストンは話す。
正式に決定すれば、モンツァでのイタリアGPは2019年までの開催となる。
エクレストンはモンツァとの契約に関して悲観的な様子だったこともあり、イタリアGP存続に向けてイモラとの契約に向けて動いていた。
その一方でダミアーニは、イタリアのロンバルディ州、ミラン、モンツァ、モンツァのトップと資金調達についての話し合いをまとめ、足並みをそろえることに成功。
一時はイモラでの開催に傾きかけていたが、ダミアーニは1980年にイモラが代替地となったものの、1950年以来、毎年欠かさずイタリアGPを開催してきたモンツァの熱烈なファンでもあり、イモラでの開催について否定的な立場を取っていた。