警察庁によると、2015年の日本の交通事故の死者数は4117人。年々減少傾向にあるものの1日平均で11.3人が死亡していることになる。
そんな中、「星座から見た交通死亡事故の特徴」という調査結果が話題だ。元々は愛知県警が昨年9月に発表したもので、先月末にとあるブログで紹介され、ネットでも多数の反応が出ている。
「おひつじ座:追突事故が多発」「おとめ座:一時不停止による事故が最多」
愛知県は、全国で最も自動車保有台数が多い。そのためか、交通事故死者数も全国で最も多い。
調査は、愛知県警が同県内で発生した過去10年間(2005年から2014年)において発生した交通死亡事故を、星座ごとに分類。事故の発生状況を分析し、特に注意してほしい部分についてまとめたものだ。
愛知県警のサイト上に掲載されており、星座別に「交通死亡事故の特徴」「歩行者死者の特徴」「高齢死者の特徴」「自転車死者の特徴」「飲酒運転の特徴」「ドライバーの特徴」など、項目別に説明されている。要点は以下の様な感じだ。
おひつじ座:追突事故が多発。
おうし座:速度の出し過ぎによる事故が最多。
ふたご座:帰宅途中の事故が多発。
かに座:二輪車で第一当事者となる事故とシートベルト非着用者による事故が最多。
しし座:飲酒運転や信号無視が最多。
おとめ座:一時不停止による事故が最多。
てんびん座:四輪ドライバーの女性の第一当事者が最多。
さそり座:深夜0時から3時にハンドル操作を誤っての単独事故が多発。
いて座:12星座の中で一番事故が少ない星座ですが、午前中に事故が多いのが気がかり。
やぎ座:みずがめ座に次いで二番目に交通事故で亡くなる方が多い星座。特に交差点が危険です。
みずがめ座:交通事故で亡くなる方が最多。単独事故や第一当事者での自転車事故が最多。
うお座:高速道路での事故が最多。長時間の運転は避け、こまめに休憩を!
12星座中、歩行中の交通事故で死亡しやすい星座の1位はみずがめ座、2位がやぎ座、3位がさそり座という結果だった。反対に、最も歩行者事故での死亡が少ないのが、いて座だった。
みずがめ座は「火曜日以外が要注意」、散々な結果に同情の声も
調査では、第一当事者(交通事故に関わった人の中で過失が一番重い人)になりやすさも掲載されている。1位がうお座、2位がみずがめ座、3位がふたご座という結果だった。
特に注目されるのは、みずがめ座だ。みずがめ座は交通事故で最も死亡者数が多いだけでなく、加害者にもなるケースも多いようだ。事故に注意した方がいい曜日についても、みずがめ座は「火曜日以外が要注意」とあり、週の大半が危険ということになる。みずがめ座は踏んだり蹴ったりだ。
調査では全体的に早生まれ(やぎ座、みずがめ座、うお座)は、交通事故の被害者、加害者になりがちな傾向が見られた。
はてなブックマークでは、「蟹座の俺は全く問題なかった」「水瓶座イキロ」「水瓶座の死にすぎ感たるや」といった声が出ていた。ただ、この調査がどこまで統計的に意味があるのかは不明だ。
「星座別の運転者人口との比率ならわからんでもないが、人数ではなにも意味が無いです」
「これ順番つくのが当たり前で、統計的に有意かどうか書いてないよね」
といった指摘が出てくるのも当然だろう。中には「オカルト」といった声もある。もっとも、交通事故にあわないよう、十分に気を付けるに越したことはないだろう。
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