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WTCCドライバーたちが両国で“土俵入り”。週末のもてぎ戦に向け気合

2016年09月01日 13:51  AUTOSPORT web

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割烹『吉葉』の土俵でポーズをとるWTCCドライバーたち
9月1日、週末に迫ったWTCC世界ツーリングカー選手権日本ラウンドに向けて来日したドライバーたちが、両国を訪問。両国国技館やちゃんこ鍋を楽しみ、週末のレースに向け気分を新たにした。

 今年も9月2~4日に、ツインリンクもてぎで開催されるツーリングカーレースの最高峰、WTCC。ファンサービスも手厚く、レース開催前には毎戦のようにその国々の文化を感じるスポットを訪問しているが、この日は都内で相撲文化を堪能した。

 この日登場したのは、今回もてぎ戦にスポット参戦する道上龍をはじめ、ティアゴ・モンテイロ、ロブ・ハフ、ノルベルト・ミケリスといったホンダドライバーたち、さらにワールドチャンピオンのホセ-マリア・ロペス(シトロエン)、ガブリエレ・タルキーニ(ラーダ)、テッド・ビョーク(ボルボ)、そして日本で長年レースを戦ったトム・コロネル(シボレー)といったドライバーたちだ。

 まずは10時30分に両国国技館にを訪れたドライバーたちは、国技館内にある相撲博物館を訪問。歴史的な展示物をしげしげと眺めたほか、館内の大相撲のVTRを観賞した。

 その後、一行は両国でちゃんこを堪能するべく、割烹『吉葉』へ移動した。ここには店内の中央に土俵があり、一行はレーシングスーツと雪駄という出で立ちに着替え、土俵内でポーズ。初めての土俵に面々はノリノリでポーズをとってくれた。

 グループインタビューを終えたドライバーたちは、「スモウレスラーが食べる料理だったら、あまりウエイトをつけないようにしないと!(ロペス)」と言いつつも、ちゃんこ鍋に舌鼓をうった。

「さすがにレーシングスーツで土俵は初めてです(笑)。意外に土が硬いんですね」という道上も、WTCC風の取材に笑顔。この日はトム・コロネルとの再会も楽しんだほか、参加した他のドライバーたちにもあいさつを済ませていた。

「実戦のレースは3年ぶりです。“引退”という宣言はしていませんでしたが、いまはスーパーGT、スーパーフォーミュラの監督に集中していました。それがひさびさのレース、それも世界選手権で走れることになって楽しみです」と道上。

「今後のレース人生を考えても、世界のトップドライバーたちと戦うことができるのは得るものがあると思います。とにかく楽しみたいですね」

 また、プロモーターを務めるユーロスポーツ・イベントのフランソワ・リベイロは「ツインリンクもてぎは日本に数あるサーキットのなかで、それにシリーズにおいてもWTCCにとってベストなコースだ。昨年はオーバーテイクも多かったし、ファンの皆さんにも楽しんでもらえただろう。今年もそうなると願っている」と語った。

「そして今回、日本人ドライバーがホンダのファクトリーカーで戦う歴史的なイベントとなる。また、シトロエンとホンダがウエイトにおいて、同じく80kgという戦いになる。それはホンダが素晴らしいパフォーマンスを発揮しているということだ」

「週末をぜひ楽しみにして欲しい」