同作の主人公は、過去の失敗から映画を製作することができなくなり、地方の市民を騙して映画を作ろうと画策するプロデューサー。撮影最終日に自分たちが利用されているだけだと気がついた市民たちが、一矢報いるためのある計画を企てるというあらすじだ。
自らの成功のため、映画で地元を盛り上げたいと考えている市民を利用する主人公のプロデューサーを演じるのは吉沢悠。主人公に追従する映画監督役を戸次重幸、彼らと対峙する地元の観光課職員役を前野朋哉が演じる。
メガホンを取るのは、東京藝術大学大学院映像研究科の修了作品『神奈川芸術大学映像学科研究室』で注目を集め、監督作『東京ウィンドオーケストラ』の公開も2017年に控える坂下雄一郎。撮影は関東近郊と長野・上田で、信州上田フィルムコミッションの全面協力のもと行なわれる。
