トップへ

プランタン銀座が変わる 17年3月から「マロニエゲート銀座」3館体制に

2016年08月31日 18:03  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

プランタン銀座 笹岡寛 代表取締役社長 Image by: FASHIONSNAP
プランタン銀座が8月31日、仏プランタン社との商号・商標契約を2016年12月末で終了することに伴い、店名を「マロニエゲート銀座」に変更することを発表した。現「マロニエゲート」と合わせて3館体制となり、2017年3月中旬のグランドオープンを予定。改装に伴う総工費は約30億円、3館で年間240億円の売上高を目指す。

プランタン銀座がリモデルし店名変更の画像を拡大

 「プランタン銀座」は、当時のダイエーが仏プランタン社と締結したロイヤルティ契約をもとに1984年4月に開業し、働く女性をターゲットにしたカジュアルなデパートとして営業を続けてきた。銀座エリアの商業環境の変化などに伴ない、主にハイブランドを取り扱う仏プランタン社と方向性が異なったことなどから商号・商標契約の終了が決定し、2016年12月末をもって社名を「株式会社マロニエゲート」に変更。現「プランタン銀座本館」は「マロニエゲート銀座 2」に、「プランタン銀座アネックス」は「マロニエゲート銀座 3」に、そして現「マロニエゲート」は「マロニエゲート銀座 1」に変更して3館で名称を統一する。
 リモデルによる3館の総店舗面積は25,525平方メートル、出店店舗数は合計で約160店を計画。プランタン銀座の現在のターゲットは「25歳~35歳の働く女性」だが、40歳以上の顧客が増加していることを受け「20歳代~40歳代の働く女性とおしゃれママ」を主なターゲットとし、「マロニエゲート銀座」2と3のストアコンセプトは「銀座おしゃれナビGATE」に設定する。年齢ごとのフロア構成ではなくライフスタイル型の提案にシフトし、従来はアパレルのみだった2階~4階の雑貨比率を50%にまで引き上げるなどMDを刷新。フロアごとに異なるレストルームやSNS発信スポットの設置、親しみやすい接客、そして従業員の労働環境の改善など、ソフトとハードの両面からリモデルを図る。