トヨタの販売店として長い歴史を持つ「トヨタ店」の創立70周年を記念して、クラウンのアスリート&マジェスタ、そしてランドクルーザーの200シリーズとプラドに、それぞれ"開拓者"の意を持つ「J-FRONTIER」と「G-FRONTIER」という名の特別仕様車が登場した。
トヨタ店は1946年に設立。「日本の道に日本のクルマを走らせたい」というトヨタの思いに共感し、戦後間もない時期に立ち上がって以来、フロンティア精神のもと今日まで歩んできた。以来、トヨタ・ブランドにおける高級車を取り扱うチャネルとして、クラウンやランドクルーザーを始めとした看板モデルをラインナップしている。
そのトヨタを代表する高級車であるクラウンには、アスリートの2リッターターボ「S-T」とハイブリッドの「S」、そしてハイブリッド4WDのE-Fourとなる「S Four」の3グレード。そして、マジェスタの2WDとなる「Fバージョン」と4WDの「Four」をベースに、「J-FRONTIER」を設定。その名称には、グローバルに通用するモデルでありながら、日本にこだわった純国産車であり、つくる人から乗る人まで「日本を夢中にするクルマ」の意味も込められた。
その日本のモノづくりの技術を用いた特別装備のひとつ、「レイヤーウッドステアリング」は、2色のメイプル木材プレートを重ね合わせ、特殊技術によりステアリング形状に曲げたのち、職人による削りだしと塗装と磨き込みで、滑らかな肌触りとともに美しい色合いを醸し出している。
その他、サテンメッキ仕様のフロントグリル&リヤライセンスガーニッシュや、アスリートにはウルトラスエード、マジェスタにはプレミアムナッパのレザーシートを採用。内装色もそれぞれ特別設定のモスグレー、スモーキーブラウンとしている。
同時に、クラウンシリーズ全体の一部改良も実施され、トヨタの先進安全装備である「セーフティセンス」の上級版「セーフティセンスP」を全車標準装備としている。
また、クラウンと同じくトヨタの看板モデルであり、BJシリーズとして1951年に誕生以来、あらゆる国・地域を、あらゆるシーンで、走りぬき、鍛え抜いてきたランドクルーザー。その最新モデルである200シリーズでは、最上級グレードの「ZX」、プラドではガソリンの「TX」と、昨年追加されたばかりの最新クリーンディーゼルである2.8リッターの1GD-FTVを搭載した「TX“Lパッケージ”」をベースに、「どんなことがあっても、必ず帰ってくることができるクルマ」の意味を込めた「G-FRONTIER」を設定した。
200にはブラック塗装+切削光輝加工を施した専用20インチホイールや、クロームメッキの専用ルーフレール、プレミアムナッパレザーのシートを採用。
プラドにはロシアや中近東で人気を誇るというレッドウッドの本革シートに、ツートンのルーフレールとスーパーブラック塗装の18インチアルミホイールを装備した。
価格は、クラウンアスリートが475万7400~541万6200円、マジェスタが673万9200~714万9600円、ランドクルーザー200が723万6000円、そしてプラドが403万7040~477万5760円となっている。