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一度断られても「イヤです」と泣いて入社、チームの大黒柱に 「これくらいの図太さが必要」と賞賛の声相次ぐ

2016年08月31日 11:41  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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一度相手に断られても、自分の強い意志を改めて伝えることで結果が変わることがある。採用見送りの電話を受けながらも食い下がり、入社をして現在活躍しているという女性のエピソードが今ネットで話題となっている。

テレビ美術制作関連会社で働く、ツイッターユーザーの男性が8月26日、以下のツイートを投稿した。

「多摩美の女の子で、採用見送りの電話を入れたら『イヤです』と言って電話口で泣き出し、社長の『ならとりあえず来れば』で入れたコが入社10年目となり、制作の大黒柱になってる。その子が先日、社内恋愛で結婚した。相手に最初はフラれて『イヤです』とゴネて付き合いゴールしたと聞いた。一貫してる」

「執念は結果を出す上で重要」「入社させた社長の器が大きい」

このツイートは約4万8000件リツイートされ、トゥギャッターでもまとめられた。

ツイッターでは

「すごいなぁ。自分の欲しいものがちゃんとわかってて、ゆくゆくは自分がそれに見合うようになった、ってことかな。人生をちゃんと生きてる」
「執念は結果を出す上で極めて重要。どんなにスキルがあっても執念が無ければ結果は出せない」

など、女性の意思の強さと行動を称賛する書き込みが多く出ていた。「これくらいの図太さが必要なんだ」と感じた人もいた。

また、「泣いた子を入社させた社長の器が大きい」と、採用に踏み切った社長の懐の深さを評価する声もあった。その人が成長するかどうかは、長期的な視点で見ないとわからないものだが、一度落とした新人を熱意があるということで受け入れた社長も中々のものだろう。

ゴネ得と批判あるも、「これをゴネって言うのは狭量すぎる」と弁護する人も

一方、女性の行動を「ゴネ得」と否定的に捉える人も多い。理不尽なクレームで企業を苦しめるモンスタークレイマーなど、ゴネ得しようとする人への世間の目は冷ややかだ。こうした背景もあってか、「いい話」として素直に受け入れられない、という人もいる。

「結果出たら成功と因果関係ない行動も美談っぽく語られるやつだな。ゴネるという過程だけをマネしちゃだめな案件」
「結果的に良かったんだろうけど何かモヤモヤする」
「善悪はどうあれ関わりたくない人種であることは確か」

また入社時と同じように「イヤです」と食い下がったことで交際、結婚したことについても、「少なくともこの女性と結婚したとは思わない。泣いて自分の意見を通そうとする人間とは一緒に生きたくないわな」など否定的な意見があった。

しかし、女性の行動は「ゴネ得」と批判するまでのことではない、という声も少なくない。

「最初から0だったものを1にしようとするのはゴネ得だろうけど、1になるか0になるかわからないものを交渉で1にしたんなら粘り勝ちと称していいんじゃなかろうか。」
「重箱の隅つついてグダグダ言うのがゴネでしょ。この人はストレートに熱意を言って認めてもらったんじゃないかな、これをゴネって言うのは狭量すぎる」

断られたときに簡単に諦めてしまうのではなく、時には思い切って熱意を伝える姿勢も必要かもしれない。

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