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「鬼平犯科帳」アニメ化決定 現代風「鬼の平蔵」のビジュアルも公開

2016年08月31日 08:52  アニメ!アニメ!

アニメ!アニメ!

(C) オフィス池波/文藝春秋/「TVシリーズ鬼平」製作委員会
1967年に文藝春秋「オール讀物」に第一作目を発表して以降1989年まで全135作(+番外編1作)を発表してきた池波正太郎原作の人気時代小説『鬼平犯科帳』。2017年で生誕50周年を迎える本作がタイトルを『鬼平』としてアニメ化されることが決定した。池波正太郎原作の作品がアニメ化されるのは本作が初である。

『鬼平犯科帳』は江戸を舞台に、「火付盗賊改方」(ひつけとうぞくあらためかた)という罪人を取り締まる役職についた長谷川平蔵が悪党たちを裁いていく姿を描いた時代小説だ。これまでに漫画化、実写ドラマ化、映画化、舞台化とさまざまな形で発表された超人気シリーズだ。
特にテレビドラマは今まで幾度となく制作され、八代目松本幸四郎、丹波哲郎、萬屋錦之介、二代目中村吉右衛門など名だたる名優たちが長谷川平蔵こと「鬼平」を演じてきた。

プロデューサーは、手塚治虫率いる虫プロにてキャリアを積み、制作会社マッドハウスの代表取締役を務めた後、70歳にして新たな制作会社MAPPAを、そしてこの春にはスタジオM2を立ち上げ、精力的に活動を続ける丸山正雄。丸山は『鬼平犯科帳』の大ファンであり、本作の制作に対して並々ならぬ意欲を燃やしている。
監督・キャラクターデザインは、『BUZZER BEATER』『ルパン三世 GREEN vs RED』の宮繁之が担当し、長身でスタイリッシュな現代風「鬼平」をデザイン。プロデューサーの丸山も絶賛の見事なビジュアルを仕上げている。

オフィス池波は「連載開始から約50年、いまなお読み継がれている『鬼平犯科帳』がこの節目に初アニメ化ということで、驚きとともに大変期待しております。アニメにしかできない新しい鬼平の世界を表現していただきたいと思っております」と語っており、ファンの満足はもちろん、『鬼平犯科帳』を知らない若いアニメファンにとっても注目の一作となりそうだ。

(C) オフィス池波/文藝春秋/「TVシリーズ鬼平」製作委員会