世界中で数々の賞を受賞する大ヒットモデルとなった、ボルボの7人乗りフラッグシップSUVのXC90。そのハイエンドSUVモデルに、ショーファードリブンとしての利用も想定したラグジュアリーな4人乗りモデル「XC90 T8 Twin Engine AWD Excellence(XC90 エクセレンス)」が登場した。
同モデルはボルボ史上初となる4シーター・ラグジュアリーSUVとなっており、プラグインハイブリッド仕様のT8 Twin Engineがベースとなっている。
Drive-Eの2リッター4気筒スーパーチャージャー付直噴ターボエンジンと前後に備えた電気モーターのユニットを組み合わせることで、 320ps+87ps (欧州参考値)という高出力と15.3km/L(JC08モード)の燃費性能を実現。 また、 電気モーターのみで35.4km(充電電力使用時走行距離)のゼロエミッション走行が可能となっている。
そして最大のハイライトがそのインテリア。従来モデルは格納式ながら大人が長距離移動するにも十分に耐えうる居住空間を持つサードシートを備え、後部座席は前席よりわずかにアップライトなスタジアムシートを採用。さらに座面ポップアップにより、児童にも対応する内臓型のジュニアシートを備えるなどフルサイズの7シーターSUVとして抜群の機能性と居住性を誇っていた。
その空間を利用して、今回のモデルはリヤシートは2座とし、シートヒーター、ベンチレーション機能、マッサージ機能等、フロントシートと同様の機能を持つ独立したシートが装備され、リヤシート乗員がより快適に過ごせるよう設計変更が行われた。
また、ボトル2本が収納可能なクーリングボックスと、2席それぞれで使える折りたたみテーブル、保温/保冷機能付のカップ・ボトルホルダーなどを装備。
インテリアは専用ステッチデザインが施されたパーフォレーテッド・ファインナッパレザーのシートやレザートップ・ダッシュボード等、最高級の品質でまとめられる。また、プラグイン仕様のシフトセレクターノブと同様に、スウェーデンを代表するクリスタルブランド、オレフォス社によるハンドメイドのクリスタルグラスとクリスタル製グラス・カップホルダーも搭載されるなど、贅を尽くした仕立てとなっている。
「XC90 Excellenceは、 多くの富裕層のお客様に興味を持っていただける最高級ラインの名に恥じない、 崇高でラグジュアリーな乗り心地を提供します」と語るのは、ボルボ・カーズのマーケティングセールス&サービス部門上級副社長のビョルン・アンウォール。
「XC90 Excellenceでは車内の防音性能が強化されており、 Bowers&Wilkinsのサウンドシステムの性能をより体感できます。 また、 リヤシートの利便性と相まって新しいレベルのラグジュアリーな車内の静粛性と快適性を提供します」
気になる価格は、ベースモデルとなったT8 Twin Engine AWD inscriptionの1009万円に対し、税込み1299万円となっている。