今年のはじめにデビューしたXC90に代表されるように、新世代のプラットフォームを採用するなどラインアップの次世代移行が進められているボルボ。そんななか、2009年の登場以来、クロスオーバーSUVとして日本でも大ヒットモデルとなったボルボのXC60に、モデル末期を示す“おなじみ”のグレード『XC60 D4 Classic(クラシック)』『XC60 T5 AWD Classic(クラシック)』が追加設定され、8月23日より発売が開始された。
その名のとおり、今回のクラシックには2種類のパワートレーンが用意され、245ps/350Nmを発揮する2リッター直列4気筒ターボの『T5』と、最高出力190馬力、最大トルクは4リッターガソリンエンジンにも匹敵する400Nmとなる2リッター4気筒ターボディーゼル『D4』がラインナップ。とくに 4気筒のT5とAWDの組み合わせは、XC60には初搭載となる。
そこに、クラシックグレード伝統の上質な装備を追加。チルトアップ機構付電動パノラマ・ガラス・サンルーフをはじめ、本革シート、12セグ地上デジタルTV、フロント・シートヒーター、モダンウッド・パネルを標準装備。さらにD4には、18インチアルミホイール“Tucan”を、T5は19インチアルミホイール“Lesath”を標準装備とした。
組み合わされるトランスミッションは、ガソリン、ディーゼルともに最新の8速ATで、ロックアップ領域の広く取られた最新の制御で、快適かつ爽快なドライブフィールと、優れた省燃費性能を両立。JC08モード燃費は、T5が12.3km/L、D4が18.6km/Lをマーク。ともにエコカー減税適用対象車となっている。
また、ツインチャージャーのT6を搭載した『T6 AWD R-DESIGN』にも改良が加えられ、従来モデルと同価格に据え置きながら、チルトアップ機構付電動パノラマ・ガラス・サンルーフ、レザー・ダッシュボードを追加採用。 また専用ホイールとして新デザインの20インチアルミホイール”Ixion IV”を標準装備とした。
価格はD4 Classicが599万円、T5 AWD Classicが629万円。そしてT6 AWD R-DESIGNは719万円となっている。