トップへ

ブリヂストン スーパーGT第6戦鈴鹿 レースレポート

2016年08月29日 13:51  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

GT500クラスで勝利したカルソニックIMPUL GT-R
2016年 SUPER GT [GT500] 第6戦
立川祐路/石浦宏明(LEXUS TEAM ZENT CERUMO/BS)が今季初優勝で1000キロレースを制す
開催場所 : 鈴鹿サーキット  開催日 : 8月27日 ~ 8月28日

 2016オートバックス SUPER GT第6戦が鈴鹿サーキットで開催され、夏休み最後の週末となった決勝日に34,000人の大観衆を集めた。決勝のスタート時点は、路面がハーフウエットというトリッキーなコンディションに対しブリヂストンのドライ用スリックタイヤを装着する立川祐路/石浦宏明(LEXUS ZENT CERUMO/BS)が8番手グリッドから一気に順位アップ。最初のスティントでトップを奪い、後半から終盤で同じくブリヂストンタイヤ装着の伊藤大輔/N.キャシディ(LEXUS TEAM TOM'S/BS)とトップを争い、1.242秒差で逃げ切り優勝。予選から決勝までブリヂストンユーザーが優位性を示して国内最長のレースを締めくくった。


<予選>
 土曜日の午前に行われたフリー走行は、雨がぱらつく不安定な天候だったが、午後の予選では好転、一気に気温と路面温度がアップした真夏のコンディションとなった。フリー走行でもトップタイムを叩き出していた武藤英紀/O.ターベイ(Drago Modulo Honda Racing/BS)がチーム初のポールポジションをゲットした。

<決勝>
 日曜日の未明から降り始めた雨が決勝スタート前には止み、コースの所々が乾き始めたハーフウェット状態。GT500クラスの全車はスリックタイヤでスタートを切った。難しいコンディションでブリヂストン装着車は最初のスティントで上位を独占。レースの主導権を握った。予選8番手スタートの立川/石浦組は15周目にトップ武藤/ターベイ組の背後に迫り、22周目にトップに立った。その後11番手スタートから同じく追い上げて来た伊藤/キャシディ組とトップを争い、一時先行を許すが抜き返して、終盤は猛追をかわして今季初優勝した。

<GT500クラス優勝ドライバーのコメント>
 立川祐路選手「予選で自分のミスで下位に沈んでしまったので決勝では挽回してやろうと気合いを入れました。難しいコンディションのスタートでしたが、タイヤとのマッチングがとても良くて思い通りのドライビングが出来てどんどん順位を上げられました。久しぶりに優勝出来てブリヂストンに感謝しています」

 石浦宏明選手「立川さんの走りを見ていて自分も気合いが入りました。時折雨が降る難しいコンディションでしたが、スリックタイヤでも充分なグリップを発揮してくれました。最後の最後でまた雨が降ってきたのですが絶対に抜かれないという気持ちでゴールを目指して勝つことが出来ました」

<ブリヂストン タイヤエンジニア:松本真幸のコメント>
 「予選、決勝を通じて優位性を示すことが出来、前戦からの連勝を果たせました。ホンダさんも復調してきてポールポジションを獲得。そして、決勝ではレクサス勢が大活躍しました。ハーフウェットからドライ、雨がぱらついても、われわれブリヂストンのタイヤはワイドなレンジに対応して常に首位を維持しました。次戦タイ、ブリラム戦は高温が予想されます。厳しい状況下でも対応して連勝を目指します」