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所有物をスマホで可視化し、リユースやリサイクルを推進するスマホアプリ「Stuffstr」

2016年08月29日 09:21  Techable

Techable

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米非営利団体「Council for Textile Recycling」によると、米国では、1年間で、1人あたり平均70ポンド(約31.8キログラム)の衣類が廃棄されており、チャリティへの寄付やリサイクルなどによって再利用されている衣類の割合は、全体の15%程度にとどまっている。

不要品をユーザー間で売り買いできるマーケットプレイス「eBay」や、不要品の情報を投稿できる「Craigslist」なども普及しているが、定期的に不要品を整理することなく、次々とモノを買い足してしまうと、自分の所有物をすべて把握しきれなくなってしまうケースもある。

そこで、米シアトルでは、あらゆる所有物をスマートフォン上で簡単に可視化し、管理できるスマホアプリ「Stuffstr」が開発された。
・自分の所有物をスマホで可視化
「Stuffstr」は、Amazon.comなどのオンラインショッピングサイトでの購入履歴データや電子メールベースのレシートデータをインポートしたり、マニュアルでプロダクト名を入力することで、所有するアイテムをリスト化できるのが特徴。

アイテムごとに、寄付を受け付けているチャリティの情報や、メーカーのリサイクルプログラム、不要品の回収サービスなど、リユースやリサイクルのためのアドバイスが掲載されている。

不要となったアイテムは、スマートフォンの画面をスワイプするだけで、チャリティに寄付したり、友人に譲り渡したり、リサイクルショップに売却することができる仕組みだ。
・整理整頓とリユースを兼ねた秀逸アプリ
「Stuffstr」は、ユーザーの所有物をすべて可視化し、モノを適切に管理しやすくする整理整頓アプリ。

また、同時に、アイテムが不要となった時点で、よりシームレスに寄付やリサイクルへと誘導することで、資源の有効活用や廃棄物の軽減にもつなげている点が秀逸といえるだろう。

Stuffstr