「ディオール(Dior)」のファインジュエリーコレクション「アーシ ディオール(Archi Dior)」に新作が加わった。ドレスのようなデザインが特徴のコレクションで、新たに8点が9月1日から販売される。
ドレスのようなファインジュエリー「Archi Dior」に新作の画像を拡大
メゾンの創始者クリスチャン ディオールは「ドレスは建築作品」が口癖で、精密に構造化したドレスなどクリエーションに建築的なエレガンスを反映していた。その視点に着想を得たファインジュエリークリエーターのヴィクトワール・ドゥ・カステラ―ヌは、2014年に「アーシ ディオール」を発表。ゴールドやダイヤモンドを布のように形状を変え、フラウンス(ひだ飾り)やプリーツ、ベルト、ドレープのデザインを取り入れて、ドレスのようなファインジュエリーに仕上げている。
新作は、「ディオール」のアーカイブから代表的な2つのコレクションから着想を得た。1948年春夏コレクションで発表されたバックにボリュームを持たせた千鳥格子の「ココット」ドレスのシルエットは、ホワイトゴールドとダイヤモンドのアシンメトリーなリングとネックレスのデザインに。また1949-50年秋冬コレクションに登場した「ミリュ ドゥ シェクル」のドレスの曲線は、ゴールドとダイヤモンドのネックレス、ホワイトゴールドとダイヤモンドのイヤリング2種、ホワイトゴールドにダイヤモンドおよびピンクゴールドにダイヤモンドがあしらわれた3種に再現された。価格は37万円から700万円。