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立川「最初から最後までスプリント」。石浦「やっとこの日を迎えられた」

2016年08月28日 23:21  AUTOSPORT web

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ZENT CERUMO RC Fの立川祐路と石浦宏明
28日に行われたスーパーGT第6戦鈴鹿の決勝レースで、GT500クラスを制したZENT CERUMO RC Fの立川祐路と石浦宏明が、決勝の戦いを振り返った。

●GT500クラス優勝:ZENT CERUMO RC F

立川祐路
「こんなに疲れた1000kmは初めてです。最初から最後までスプリントで走り続けたレースでした。この勝てるチャンスをものにしないといけないと思い、必死に頑張って走りました。優勝できたので、疲れを感じるほど頑張った甲斐がありました」

「去年から石浦(宏明)選手という最強のパートナーを得て一緒に戦っているのですが、勝てそうで勝てないという状況が続いていました。今回優勝できて良かったです」

「イエローフラッグ中の追い越しに関しては、スプーンカーブの1個目で黄旗を確認できず、2個目で旗を振っているのがわかりました」

「タイミング的に1個目は自分から確認できませんでしたし、2個目で旗が見えたので、見える前に抜いたから問題ないと考えました。ピットからも何も言われませんでしたね」

「前半戦は思った結果が残せず、苦しんだ部分がありました。今回優勝できて上位にこれたので、チャンピオンシップで望みができました。残り3戦で言うと、去年のタイは良いレースができたし、もてぎも悪くないと思うので、チャンスはあると考えています」

石浦宏明
「セルモに移ってから、スーパーフォーミュラでは勝ちを獲らせてもらいましたが、スーパーGTでは勝っていませんでした。立川(祐路)選手と組んで勝っていないということが自分の中でプレッシャーになっていたし、なんとか早く勝ちたいという思いがありました。やっとこの日を迎えられてすごくうれしいです」

「昨日の予選のあと、立川選手がすごく悔しそうで『明日は絶対挽回する』と予選直後から言っていました。その宣言通り、ファーストスティントから立川選手がトップに浮上して、その気迫を見て、自分もクルマ以上のパフォーマンスを出すような走りをしたいと思いました」

「1周も手を抜かず、ギャップを作るよりも競り勝つんだという気持ちで最後まで走りました。勝てるチャンスはそんなに来るものではないので、結果がついてきてとても良かったです」

「最後の3周は覚えていないくらい緊張しました。雨が降ってきましたが、去年の最終スティントとまったく同じ状況だったので、それが落ち着いて走れた要因だと思います。最後シケイン真っ直ぐ行ってしまいましたけど(笑)」

「今回のポイントがとても大きいことは開幕前からチームと話していました。ポイントを獲ってみると、やはり大きいのだなということを実感しています。次戦のタイは去年調子が良かったし、もてぎの2レースはすごく大きいので、なるべくポイントを獲って、最終戦のもてぎで勝負です。チャンピオンを狙えると思うので頑張ります」