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ベルギーGP決勝直前情報:フェルスタッペンはスーパーソフトで勝てるのか?

2016年08月28日 15:41  AUTOSPORT web

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オランダからの大応援団を味方につけ、フロントロウからスタートするマックス・フェルスタッペン
F1ベルギーGPの決勝レースでは、タイヤが勝敗を分けるポイントとなるかもしれない。Q3に進出したトップ10のドライバーが、スタート時に履かなければならないQ2でベストタイムを刻んだときに装着していたタイヤが2種類に分かれているからだ。それぞれのスタートタイヤは以下のとおり。

PP:ロズベルグ(ソフト)
2位:フェルスタッペン(スーパーソフト)
3位:ライコネン(ソフト)
4位:ベッテル(ソフト)
5位:リカルド(ソフト)
6位:ペレス(スーパーソフト)
7位:ヒュルケンベルグ(スーパーソフト)
8位:ボッタス(スーパーソフト)
9位:バトン(スーパーソフト)
10位:マッサ(スーパーソフト)

 上位陣がソフトを選択した理由は「ソフトのほうがスーパーソフトに比べて、約2倍の周回数を走ることができるから」(ロズベルグ)である。もちろん他のトップ10のドライバーもソフトでスタートしたかっただろうが、Q2をソフトタイヤで突破できる速さがなかった。タイヤ戦略が分かれたレッドブルは、リカルドがQ2で9番手。チームとしては2台そろってQ2敗退となる可能性を避け、フェルスタッペンにはスーパーソフトでアタックさせたのだろう。

 気になるのは、ピットストップ戦略だ。あるドライバーは「スーパーソフトは5~6周しか持たないだろう」と言い、「12~15周持つソフトがレースではメインのタイヤ。ソフト、ソフトとつないで、最後にミディアムという作戦を採るドライバーが多いと思う」と予測している。

 グリッドは予選でタイムを記録できず、パワーユニット交換ペナルティも受けるフェルナンド・アロンソが最後尾。まとめて3回パワーユニットを交換し、55番手降格のルイス・ハミルトンが21番手からスタートする予定だ。予選20位のマーカス・エリクソンは6基目のコンポーネント投入で10番手降格となっていたが、結局ポジションは変わらず、20番手。予選13位だったエステバン・グティエレスが、フリー走行3回目にパスカル・ウェーレインの進路を妨害したとして5番手降格となり、18番手に下がってスタートすることになっている。

 日曜もスパ・フランコルシャンに雨が降る確率は低い。今年のベルギーGPは典型的なスパ・ウェザーとはならないようだが、想定よりも路面温度が高くなっているため、レースでは意外な展開が待っているかもしれない。