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ハミルトン「55グリッド降格。これで最終戦まで心置きなくプッシュできる」:メルセデス ベルギー土曜

2016年08月28日 09:51  AUTOSPORT web

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2016年第13戦ベルギーGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)
2016年F1ベルギーGPの土曜予選で、メルセデスのルイス・ハミルトンは21位だった。

 金曜に多数のPUエレメント交換を行ったハミルトンは、土曜にもさらに交換した結果、土曜時点で55グリッド降格が決まっており、最後列スタートとなる予定。

■メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ルイス・ハミルトン 予選=21位
 チームが素晴らしい仕事をしてくれたので、心から感謝したい。新しいエンジンをここに持ち込み、FP1の後で外して、FP2に向けて新しいものに交換し、FP3の前にさらに交換した。信じられないような作業量だ。

 今日の時点で55グリッド降格が決定している。でもこれで今シーズン末までの分として新品エンジンを3基プールすることができた。そういう意味ではよかったよ。

 今日の予選は変な感じだった。速さを発揮しても意味がなかったので、レースへの準備を整えることに集中した。

 明日は、(選手権において)失うポイントを最小限に抑えることが重要だ。そのため、フレッシュタイヤをできる限り残し、マシンのセットアップをしっかり整えた。

 今の時点ではどういうプランで行くのか、僕は分からない。どうすることがベストなのかはチームは知っているだろうから、後で話し合う。

 ここで僕らは余裕で最速という状態ではない。デグラデーションが大きいので、誰にとってもタイヤをうまく管理して走ることが難しい。明日は楽な一日にはならないだろう。でもライバルたちをひとりひとり倒していけると思う。

 ピットストップの回数は多くなるだろうし、それ以外にもいろいろな要素がある。トラフィックのなか、順位を上げていくために戦わなければならないけれど、いつもどおりベストを尽くし、その上でどこまで行けるか見てみるよ。

 
 このタイヤの状況を見ると、決勝では皆が苦労するだろうし、順位を上げて行って表彰台や優勝をつかむのは簡単ではないと思う。このタイヤではトップ10に入るのも難しいと予想している。自分の予想が間違っていることを願っているけどね。うれしい驚きがあるといいな。

 チームは常にエンジンの開発に取り組んでいるし、シーズン中にもう一回アップデートがあるかもしれない。でも僕はその仕様を使うことはできない。それはあきらめざるを得ないんだ。ここでエンジンのストックができたから、今後は新しいものは使わない。

 でもこの3基で戦っていけると思う。たっぷりライフがあるから、プッシュしていける。最初の5基までは常にセーブして使わなければならなかったけど、今後は(あまり気にせずに)使うことができる。明日は自分に割り当てられたものを目いっぱい使っていく。残りのレースでは毎回それができるんだ。