第6戦 鈴鹿 予選レポート (GT500)
改善の兆しが見え今季初のQ2進出5位
今季は車のバランスが良かったものの、なかなか結果につながらなかったが、今季初めてQ2進出を果たし、5番手のグリッドを手に入れた。
午前のセッションは松浦がセッティングを進めた。オーバーステアの症状が強く、その改善に時間を費やした。前回の鈴鹿のテストでは手応えがあったので、そのデータを元にセットを進めた。
野尻は午前の500クラスの専有走行でQ1へ向けたセットの確認をし、微調整をしてQ1に挑んだ。野尻はいつものように待機して、セッションの中盤頃にコースイン。5番手のタイムを出して松浦に車を託した。松浦も午前のタイムを更新し、明日は3列目からスタートする。
鈴木亜久里監督のコメント
「少し明かりが見えてきたかな。ようやく改善の兆しが見えてきたから、ここから後半戦に向けて挽回していきたいね。第2戦の500kmのレースで、僕達は粘り強いレースが出来たから、今回も粘り強く走って上位入賞したいね」
星学文エンジニアのコメント
「午前のセッションはバランスが良いとは言えなかったのですが、問題点をひとつずつ確認、調整して進める事が出来たのが良かったと思います。Q1に向けて大きな変更はしなかったのですが、実施した内容がバランスの改善になったと思います。野尻選手も松浦選手も良いタイムを出してくれましたが、まだトップとの差があるので、これから見直して明日のレースにも反映していかなければならないと思います。前回のテストが良かったので、そのデータを元にセットの確認をしますが、明日は生き残る事が大事なので、確実にポイントを獲りにいきたいです」
松浦孝亮選手のコメント
「野尻が頑張ってくれて、今季初めてQ1を突破してQ2に進出する事が出来ました。今年は何度かQ1を突破出来るチャンスはあって、ここにきてやっとカタチになりました。今回は自分達が考えてきた事を出せたと思います。同じパッケージの15号車はだいぶ速いので、この差は大きいのですが、明日は戦い方が違ってくるので、何とか上位に入れるように頑張ります」
野尻智紀選手のコメント
「朝の走行はオーバーステアの症状が出ていて、その対策を進めていました。500の専有でボクが乗ったのですが、その時もリアがナーバスだったので、予選に向けてはその調整を進めました。Q1は朝と比べるとだいぶ改善されていました。おかげでQ1を突破出来ましたが、これをもう少し早く見つける事が出来れば良かったというのが反省点です。スタートのポジションは良いので、上位を狙っていきます」