メルセデスはF1ベルギーGPへ向けて、パワーユニットの開発に5トークンを使い、アップグレードを行った。
ワークスチームのルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグは初日フリー走行から新仕様のパワーユニットで走行しているが、どの部分が変更されているかは明らかにされていない。
メルセデスのカスタマーである、ウイリアムズ、フォース・インディア、マノー陣営は次回フレッシュなパワーユニットを投入するときに、最新仕様を使うことができる。
今回のアップグレードにより、メルセデスが持っている今季の開発トークンは、残り「6」となった。現時点では、鈴鹿の日本GPで最終アップグレードが行われる予定だが、これは変更される可能性もある。
信頼性の問題により、すでに今シーズン年間5基のパワーユニットで賄いきれなくなったハミルトンは、ベルギーGPでグリッド降格ペナルティを受けることが決まっている。フリー走行1回目には6基目のターボチャージャーとMGU-Hを投入して15グリッド降格が決定。さらにフリー走行2回目に向けて、7基目のターボチャージャーとMGU-Hを投入し、合計30グリッド降格が決まっている。
メルセデスは、ハミルトンがペナルティをまとめて受け、残りのシーズンを戦うためのコンポーネントをストックできるよう、さらに交換を行う可能性を認めている。
パワーユニット各マニュファクチャラーが使用したトークン数
フェラーリ:29(残り3)
ホンダ:29(残り3)
メルセデス:26(残り6)
ルノー:11(残り21)