8月27日~28日に鈴鹿サーキットで開催されるスーパーGT第6戦・第45回インターナショナル鈴鹿1000km。搬入日となった金曜日にスーパーGT500クラスはロニー・クインタレッリ、平手晃平、山本尚貴の3名に、スーパーGT300クラスは土屋武士、ヨルグ・ミューラー、加藤寛規の3名に、今大会への意気込みを聞いた。
●ロニー・クインタレッリ(MOTUL AUTECH GT-R)
鈴鹿1000キロは毎年すごく楽しみにしているし、大好きなレースだ。ウエイトハンデはすごく厳しい状況だけど、それは忘れて、まずはベストを尽くして完走。そしてポイントを獲りたいね。
重いクルマで1000キロという長い距離を走ったことがないから、メカニカルトラブルが起きてもおかしくない。ドライバーがミスをせず、トラブルもなければポイントを獲れると思っている。今僕たちはゼロポイントだけは避けなければいけない状況だよ。
しっかりと走ることができれば、良い順位を獲れると思うので楽しみしているよ。
●平手晃平(DENSO KOBELCO SARD RC F)
レクサスのなかで1番ウエイトを積んでいるので、予選は苦しいものになると思います。ですが、レースは1000キロと長く、地元なのでサードのファンも多く観に来てくれます。ファンの表彰台に登れるよう頑張りたいですね。
ライバルは1号車のニスモ(MOTUL AUTECH GT-R)だと考えています。そこにどれだけ勝負をかけられるかが僕らの今週の目標です。
1号車とうまく張り合えるよう、明日のフリー走行と予選で完全にレース用のセッティングに振って、レースで勝負をつけれるようにしたいと思います。
●山本尚貴(RAYBRIG NSX CONCEPT-GT)
長いレースなので、しっかりとコース上に留まることが大事ですし、ウエイト的にも充分チャンスだと思うので、大量得点を狙いたいと思います。
富士では17号車(KEIHIN NSX CONCEPT-GT)に負けているので、17号車には勝ちたいです。15号車(ドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GT)も鈴鹿のテストで速かったし、ウエイトも軽いので、鈴鹿は獲りにくるでしょう。
ホンダとレースをやっているわけではありませんが、同じマシンを使用している者同士ですから、是が非でも勝ちたいですし、勝つことで上位にいければと思います。GT-Rも46号車(S Road CRAFTSPORTS GT-R)がウエイトが軽いですし、夏場はミシュランが強いイメージがあるので速いと思っています。
●土屋武士(VivaC 86 MC)
ハンデウエイトが重いのは辛いですが、このサーキットはマザーシャシー、JAF-GT勢には合っています。とにかく予選で前に出たいですね。
実は、僕はこのクルマ(86 MC)になってからレースで1台も抜いたことがないんです。86 MCはスピードはあるけど、抜かれるクルマ。そういった意味で、マザーシャシーやJAF-GTは予選で前に出ることが絶対条件ですね。
あとは、ピットが5回もある長いレースなので、いろいろな要素が絡んでくると思います。セーフティーカーの導入タイミングなども含め、全部想定内だったと言えるよう準備できれば結果に繋がると思います。
もちろん、その準備は整えてきたつもりなので、あとは天候を含めて運が良ければいいですね。
●ヨルグ・ミューラー(Studie BMW M6)
(6月に行われた公式)テストではいくつか小さなトラブルがあったけど、鈴鹿サーキットに戻ってくることができて嬉しいよ。
テストからセットアップを変更してきたので、今週末のレースには自信を持っている。前回の第5戦富士では同じBMW(ARTA BMW M6 GT3)が勝っているから、今回は僕たちのBMWがトップチェッカーを受けられるようにしたい。
鈴鹿ではロータス(シンティアム・アップル・ロータス)が強力なライバルになりそうだ。また、ニッサン(ニッサンGT-RニスモGT3)勢はどこでも速い。去年も激しいバトルを繰り広げた相手だしね。
●加藤寛規(シンティアム・アップル・ロータス)
恥ずかしながらと言いますか、僕たちはウエイトを積まずに、ここまで来てしまいました(苦笑)。去年の結果からも分かるように、エヴォーラと鈴鹿は相性が良いですし、今回は助っ人で牧野(任祐)が入っています。
テストでは、(チームの)どのドライバーもタイムが良かった。レースも含めて手応えを感じているので、(勝ちに)行きたいと思います。というより、行きます!
* * * * *
スーパーGT第6戦鈴鹿1000kmの予選日、決勝日のドライバーのコメントは携帯サイト『モータースポーツチャンネル』で掲載。気になる方はぜひこちらもチェックを!