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千代勝正、鈴鹿1000kmを欠場。46号車は本山/高星コンビに

2016年08月26日 15:41  AUTOSPORT web

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スーパーGT第5戦富士のクラッシュの影響でF3もてぎを欠場することになった千代。今は鈴鹿に間に合うことを願うばかりだ。
スーパーGT500クラスでS Road CRAFTSPORTS GT-Rを走らせるMOLAは26日、千代勝正が今週末の第6戦・第45回インターナショナル鈴鹿1000kmを欠場すると発表した。

 千代は8月7日に決勝レースが行われた第5戦で2番手を走行していたが、35周目のTGRコーナーでブレーキトラブルにより、タイヤバリアに運転席側のサイドから激しくクラッシュ。

 クラッシュ後、千代は自力でコクピットから脱出したものの、検査のために入院。いったんは退院したが、その後に受けた精密検査で胸椎に軽度の損傷が見つかり、全治3~4週の診断を受けていた。

 そのため、千代は先週末に行われた全日本F3選手権もてぎラウンドを欠場。治療に専念していたが、25日に改めて検査を受けたところ、完治にはまだ時間を要すると診断を受けたため、今週末の第6戦鈴鹿を欠場する。

 この結果、S Road GT-Rは本山哲と、第3ドライバーとして登録されている高星明誠のコンビで鈴鹿1000kmへ挑むこととなる。

 今回の決定に対し、千代は「この度は、沢山のご心配と励ましのメッセージを頂き、ありがとうございました。そして鈴鹿での走りを楽しみにして下さっていたファンの皆様、本当に申し訳ありません」とコメントしている。

「この3週間、鈴鹿1000kmで復帰するという一心で、できることはすべてやってきましたが、残念ながらその願いは叶いませんでした」

「今はとにかく1日も早い復帰を目指して治療に専念して頑張ります。鈴鹿サーキットには行きますので、一緒に46号車と日産系チームを応援してください」

 また、MOLAの大駅俊臣チーム監督も「まず何よりも千代の1日も早い回復を願っています」とコメントを残した。

「今回の鈴鹿では、高星をチーム全体でサポートし、本山にリードしてもらいながら、チーム一丸となって全力で1000㎞という長丁場を乗り越えたいと思います」