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ローランド・エメリッヒがゲイ解放運動の転換点となった事件を映画化 『ストーンウォール』公開へ

2016年08月26日 13:51  リアルサウンド

リアルサウンド

『ストーンウォール』(c)2015 STONEWALL USA PRODUCTIONS, LLC

 『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』のローランド・エメリッヒ監督が手がけた映画『ストーンウォール』が、新宿シネマカリテほかにて今冬に公開されることが決定し、あわせて予告編とビジュアルが公開された。


参考:動画はこちらから


 本作は、1969年に起こった実際の事件“ストーンウォールの反乱”を基にした人間ドラマ。ニューヨーク州グリニッジ・ビレッジにある同性愛者たちの憩いの場“ストーンウォール・イン”というゲイバーを舞台に、ゲイであることが発覚し、両親に見放され、恋人にも裏切られ、追われるようにインディアナ州からやって来たダニーが、ゲイのギャングを率いるレイと出会いながら、自分の居場所を探そうとひたむきに生きる模様を描く。


 『戦火の馬』のジェレミー・アーヴァインが主人公ダニーを演じるほか、『ナイトメア~血塗られた秘密~』のジョニー・ボーシャン、『マッチポイント』のジョナサン・リース・マイヤーズ、『神様なんかくそくらえ』のケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、『ラモーナのおきて』のジョーイ・キング、『ヘルボーイ』のロン・パールマンらが出演する。


 このたび公開された予告編では、ショッキング・ブルーの楽曲「Venus」とともに、インディアナからニューヨークにやってきた青年ダニーが、“ストーンウォール・イン”を訪れ、様々な人々と出会う模様が捉えられている。


 自身もゲイであることをカミングアウトしているエメリッヒ監督は、「自分自身がゲイだから、すべての疑問に自分が答えられると思った」と語っている。なお、事件の舞台となった“ストーンウォール・イン”は、今年6月に国定文化遺産保護地域に指定されている。(リアルサウンド編集部)