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性的マイノリティー迫害への抵抗を史実もとに描く『ストーンウォール』

2016年08月26日 13:21  CINRA.NET

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『ストーンウォール』チラシビジュアル ©2015 STONEWALL USA PRODUCTIONS, LLC
映画『ストーンウォール』が今冬に東京・新宿シネマカリテほか全国で公開されることが決定。あわせてポスターと予告編が公開された。

同作のモチーフとなった「ストーンウォールの反乱」は、1969年にアメリカで起き、セクシャルマイノリティー迫害への抵抗運動を加速させた実際の事件だ。舞台となったゲイバーのストーンウォール・インは、同性愛者たちの自由や誇りの象徴となり、今年6月にはオバマ大統領によってアメリカの国定文化遺産保護地域に指定された。

映画『ストーンウォール』は、故郷を追われるようにしてニューヨークに辿りついた青年・ダニーの目を通し、史実に基づいた物語を描く。予告編ではダニーが仲間に歓迎されるシーンや、夜の街に警官が突入する様子などが確認できる。また劇中には、アレサ・フランクリン“I Say A Little Prayer”、Shocking Blue“Venus”といった当時のヒット曲も使用されているという。

監督を務めるのは『インデペンデンス・デイ』シリーズを手掛けたローランド・エメリッヒ。同監督は「自分自身がゲイだから、すべての疑問に自分が答えられると思った」とコメントを発表している。主人公のダニー役には『戦火の馬』『17歳のエンディングノート』のジェレミー・アーヴァイン。ギャングを率いる美少年レイを演じるジョニー・ボーシャンは、同作で映画デビューを果たした。