バルテリ・ボッタスは、来季もウイリアムズに留まることを望んでいる。このチームとともにF1で達成できそうなことが、まだたくさんあると感じているからだという。
2010年にテストドライバーとしてウイリアムズに加入したボッタスは、2013年にレースドライバーに昇格し、その翌年にはドライバーズ選手権4位という見事な成績を収めた。その3年半の間に、彼はポディウムにも合計6回上がっているが、優勝にはなかなか手が届かずにいる。
ボッタスと僚友フェリペ・マッサの契約は、いずれも今季末までとなっているが、ボッタスの2017年の契約については、ウイリアムズがオプション権を持つものと見られている。
ウイリアムズでやり残した仕事があると思うかとの質問に、ボッタスは「そのとおりだ。まだ僕とチームの共通の目標を達成できていない」と答えた。
「このチームで少なくとも1度は優勝したい。近いところまでは、何度か行ったんだけどね。このチームと一緒なら、今年よりも、そして2014年よりも良い成績をあげられる可能性がある。来年もぜひここにいたいんだけど、それが実現するかどうかは、もうしばらく様子を見ないといけないようだ」
ボッタスは、次の契約について、マネージャー任せにせず積極的に関与すると公言しており、交渉の進捗状況には満足しているという。
「チームと直接話ができるというのは、僕にとっては良いことなんだ。自分のキャリアにより深い関心を持つようになったから、交渉も自分でしたいと思っただけでね。僕とチームの関係や、コース上でのパフォーマンスには何の影響もない。ネガティブな面はひとつもないよ。どのチームのマネージャーも、本当はドライバーと直接話をしたいと思っているんじゃないかな」
「交渉をするのは嫌いというドライバーもいるけど、僕は全然オーケーだし、むしろそういう話をするのが好きだ。例年、ゴーサインが出て翌年の契約が決まるのは、9月頃になることが多い。今年も8月末の休み明けには交渉が進展し始めて、僕が来年どこでレースをするかがはっきりすればいいと思っている」
「僕の仕事は、まずコース上で最高のパフォーマンスを発揮することだ。そして、時期を見ながら、来年についての判断をすることになる」