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マクラーレン「“新時代のF1”で最も恐れるべきライバルはレッドブル」

2016年08月25日 17:41  AUTOSPORT web

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2016年オーストリアGP マックス・フェルスタッペンとジェンソン・バトン
マクラーレンのレーシングディレクター、エリック・ブーリエは、F1テクニカルレギュレーションが大きく変更される2017年、最も注目すべきライバルとしてレッドブル・レーシングを挙げた。

 来季F1カーにはワイドなウイングとタイヤが導入され、サーキットによってラップあたり今より3秒から6秒速くなることが見込まれている。

 ブーリエは、来年の規則変更を、マクラーレンがトップグループに追いつくためのチャンスととらえているが、大きな飛躍を遂げるであろうライバルとして、レッドブルを最も恐れていると語った。

「他のどのチームよりもレッドブルを恐れている。彼らにはマシンを開発する能力があると分かっているからだ」とブーリエは語った。

 マクラーレンは現行の規則の下で進歩してきているが、規則がリセットされてもその勢いがそがれることはないと、ブーリエは述べた。

「一からスタートを切ることができるというのはいいことだ」
「我々にはいい仕事ができる力がある。それは分かっている。変化に向けて努力してきた。いいマシンを作る能力が自分たちにあると信じている。それによって(トップとの)ギャップをさらに縮めることができるかもしれない」

「新しい時代を迎える。今はサイクルの終盤であり、ありとあらゆる面においてパフォーマンスを微調整しようとしている」

「来年は空力面が変わり、ウイングやフロアが大きくなる。何かを見つけようとするたびに、それが大きなゲインになる」


 フェルナンド・アロンソは、来年のマシンが今のF1に自分が感じている不満を解決するものでなければ、F1から引退するかもしれないと示唆している。

 ブーリエは、ダウンフォースの向上により高いコーナリングスピードを生む来年のマシンに、アロンソは満足するはずだと語った。


「彼は今より満足するだろう。彼だけじゃない、すべてのドライバーがそうだ」とブーリエ。

「今より4秒速く、コーナリングスピードが高いマシンに明日乗れると言ったら、皆が大喜びだ」

 来年は、才能あるドライバーがスキルを発揮することができる余地が広がるとブーリエは考えている。

「来年はドライバーの才能の差が今より目立つことになるだろう。コーナーでの速度が圧倒的に速くなるからだ」

「最終的に、より優秀なドライバーがより優れた結果を出すことになるだろう。才能のあるドライバーが力を発揮するのだ」