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【Interview】製品名の由来はCEOの愛猫!東工大発ベンチャーのペットフィーダー「Pixoo」開発秘話

2016年08月25日 17:31  Techable

Techable

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飼い主の外出中、ペットに自動でエサを与えるペットフィーダー。犬猫愛好家垂涎のアイテムとして、広く人気を博している。

これまで海外製が中心だったこのジャンルに、新たに加わったのが国内発の「Pixoo(ピクスー)」。東京工業大学が出資するベンチャー企業、ピクスーが開発。日本製ならではの細やかな気配りが光る製品に仕上がっている。

現在、クラウドファンディングサイトMotionGalleryにて、支援募集中の本品。取締役COOの塩澤 元氣(しおざわ げんき)氏に、詳しい話を聞いた。
・CEOの飼育経験から開発を決意
Q1:まずは、製品開発のきっかけからお聞かせください。
弊社CEOのアミンは、地元アルジェリアでピクスーという名前の猫を飼っていました。しかし、日本の忙しいライフスタイルの中では、十分にごはんの世話をすることができないために、日本で猫を飼うのを諦めざるを得なかった体験から、製品開発を開始しました。

また、スマートフォンの普及やIoT関連の開発がやりやすい環境になってきたことも、背景にあります。
Q2:ペットに自動でエサをやるというプロダクトは海外からも多く販売されていますが、「Pixoo」ならではの特徴は、どこにあるのでしょうか。
「Pixoo」はカメラ付きなので、外出先からも安心してご利用いただけます。カメラの付いていない商品は、きちんとごはんを食べているかわからず、安心して使うことができません。

また、フードの自動配達やペットシッターの予約サービスなど、日本に根差したサービスを充実させていきますので、その点でも海外プロダクトより、使い勝手の良さを提供できると考えております。
・ペットと飼い主、双方を総合サポート
Q3:開発に当たって最も苦労したのは、どんなところでしょうか。
最も困難だったのは、機構設計・産業デザイン・電気設計・ソフトウェア設計など、さまざまな分野にわたるスキルや知識を必要とした点です。

ペットの特性および飼い主のニーズを考慮した上で、ペットにやさしく、使い勝手も良く、日本のインテリアにもなじむ製品デザインに落とし込むところも苦労しました。
Q4:資金調達後の展開について、教えてください。
まず、クラウドファンディングの支援者に、製品をお届けします。その後はオン・オフラインでの一般販売や、アプリのサービス充実に注力するつもりです。

もちろん、給餌器以外のペット向けIoT製品も、リリースしてまいります。愛犬・愛猫と、飼い主さんを総合的にサポートできる商品・サービスラインナップを実現したいです。
目標額に向けて、着々と資金を集めている「Pixoo」。今なら定価の30%オフ、2万1000円で購入できるそう。外出時のエサやりに悩んでいるなら、購入を検討してみてはいかがだろうか。

Pixoo