ドゥカティのアンドレア・ドビジオーゾとアンドレア・イアンノーネが、チェコGP決勝レースで起きたトラブルについて振り返った。
決勝レースでドビジオーゾとイアンノーネはフロントにソフトコンパウンドのウエットタイヤを選択。レース序盤は2台ともに上位を走行していた。しかし、路面が乾いていくにつれ、ふたりは徐々にペースダウン。そしてドビジオーゾは10周目に、イアンノーネは19周目にフロントタイヤにトラブルを抱えた。
フロントタイヤのトラブルにより、ドビジオーゾはリタイヤとなり、イアンノーネは8位まで後退した。ドビジオーゾはレース後、今回のチェコGPでのフロントタイヤに関して次のように語っている。
「ノーポイントで帰らなきゃいけないなんて本当にガッカリしているよ。起こったことについてはそれほど驚いてない。なぜならフロントタイヤがありえないほど軟らかかったんだ。そんな状況で路面が乾き始めたら、あのようなことが起こってしまうよね」
「今回のタイヤの割り当てには納得していない。僕にとってはタイヤの違いがとても大きかった。今回の2種類のタイヤの組み合わせはレースには適していなかった」
「ミシュランはまだレインコンディションでタイヤを制御できていないと思う。今僕らには詳しい情報が必要だ。タイヤの一部が欠けたら危険だよ」
一方、イアンノーネは以下のようにコメントしている。
「僕はトップに立っていたし、前後のタイヤの管理にも全力を尽くしていたから、レースの大半はとてもよかった。でも残念なことに、残り7周でフロントタイヤが壊れてきたせいで、状況をコントロールすることがとても難しくなった」
「最初の方から100パーセントではレースをしていなかったよ。レース全体を通して70パーセントから80パーセントくらいで挑んでいたんだ。でもレースの最後の方は、プッシュはおろか乗れたものじゃなかったよ」