ベルギーGPでメルセデスがコクピット保護デバイス“ハロ”のテストを行う予定であることが分かった。
ドライバーの頭部を守るための“ハロ”の来季F1導入が検討されていたが、テストが不十分であるとして、7月末、導入の延期が決まった。FIAは、「ドライバーの安全性を大幅に強化するため、2018年シーズンにコクピット前部保護物をF1カーに導入することに、満場一致で同意した」という声明を発表した。
「評価の一環として、今シーズンと2017年シーズン序盤にプラクティスセッションにおいてコース上で“ハロ”システムのテストを多数実施する」
ここまでハロのテストとしては、フェラーリとレッドブルがインスタレーションラップを走ったのみだが、ストラテジーグループは、正式導入を決める前にドライバー全員にこのデバイスを経験させる必要があるという点で合意している。
ベルギーGPの金曜プラクティスで、ニコ・ロズベルグがハロデバイスを装着して走る予定であることを、メルセデスのスポークスパーソンが複数のメディアに対して認めている。スパ・フランコルシャンでのテストでは、急勾配のオー・ルージュ走行時の視界に関心が集まりそうだ。