今シーズンはアスパー・チームに所属するユージン・ラバティは、今季限りでMotoGPを去り、来季はアプリリアからSBKスーパーバイク世界選手権に復帰するようだ。
ラバティは2015年からMotoGPクラスにデビューし、アスパー・チームのホンダで参戦。今季はマシンをドゥカティに乗り換え、現在はポイントランキング11位につけている。
SBKに参戦することについてラバティは次のように語った。
「SBKでは多くの成功を収めたよ。素晴らしい時間だったね。2年間のMotoGPキャリアからは多くを学んだ。もちろん困難なときもあったが、ライダーとして多くのことを改善できたし、今はキャリアの新しい段階に進むことにわくわくしている」
「今はとてもやる気に満ちている。アプリリアのファクトリーチームに戻り、チャンピオンを目指して戦うことは、今とは異なった心持ちで挑むことになるだろう。準備はできてるよ」
「来年はエキサイティングな年になるだろうね。SBKには速いライダーがたくさんいるし、来年はもっと増えるだろう。ステファン・ブラドルがMotoGPからSBKに移るし、僕も復帰する。ジョナサン・レイは今年もタイトル争いをリードしているから、打ち負かすのが難しいだろう。でもみんな彼に打ち勝つのに躍起になっている。僕はひとつの目標を持って復帰する。それは世界チャンピオンになることだ」
アスパー・チームには来季、今年型のドゥカティのマシン、デスモセディチGP16と2015年仕様のデスモセディチGP15が供給される。アプリリアから移籍するアルバロ・バウティスタがGP16を使用する予定となっており、チームメイトにはGP15が割り当てられるという。
ラバティの移籍が決定したことにより、ヨニー・エルナンデスがアスパー・チームに残留するものとみられている。