ドキュメンタリー映画『TOMORROW パーマネントライフを探して』が、12月から東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムほか全国で順次公開される。
女優として『イングロリアス・バスターズ』『人生はビギナーズ』などに出演する一方、映像作家としても活動するメラニー・ロランが監督を務めた同作。2012年に21人の科学者たちが雑誌『ネイチャー』に発表した、現在のライフスタイルを続けると人類は滅亡する、という内容の論文を読んだロランが、ジャーナリストのシリル・ディオンと共に未来のためのライフスタイルを求めて世界を旅する様を映す。
作中では「農業」「エネルギー」「経済」「民主主義」「教育」の5つの分野で「新しい暮らし」を始めている人々を紹介。持続可能な農業システムを取り入れて永続可能な環境を作り上げるデザイン体系「パーマカルチャー」、石油依存や気候変動などの危機からの回復を目指す草の根運動「トランジション・タウン」、ごみの発生を減らす運動「ゼロ・ウェイスト」といった取り組みを通して、人類が滅亡せずに暮らせる方法を提案する作品になっている。