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FE:メルセデスDTMのロゼンクビストがマヒンドラ加入。ハイドフェルドも残留

2016年08月24日 12:21  AUTOSPORT web

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メジャーカテゴリーへの流れを一気に引き寄せつつあるフェリックス・ロゼンクビスト
先日、エステバン・オコンのF1昇格によりドイツツーリングカー選手権(DTM)のメルセデス・ワークスに加入することとなったフェリックス・ロゼンクビストが、ブルーノ・セナに代わり、マヒンドラからフォーミュラEに参戦する。 

 インドを本拠地とするマヒンドラは、ユーロF3王者であるロゼンクビストを8月23日からイギリス・ドニントンパークで始まった公式テストセッションに招聘。先週モスクワ・レースウェイでDTMデビュー&初ポイントを記録したスウェーデン人のロゼンクビストを、2016/17シーズンのレギュラードライバーとして起用すると発表した。

「フォーミュラEでレースできることは、自分にとって何もかもが新しい経験だ。自分のキャリアにおいても、このエキサイティングな流れに興奮しているよ」と、ロゼンクビスト。

「これは完全に未知なる挑戦だし、これまで経験してきたどんなカテゴリーとも違う。でも、マヒンドラ・レーシングは本当に暖かく歓迎してくれたし、経験豊富なチームメイトのニック(・ハイドフェルド)がいてくれるのも頼もしい」

「電動フォーミュラの流儀を学ぶのに、いくばくかの時間はかかるだろう。でも、急激な学習曲線を描けることを、自分に期待しているよ」と続ける。

 ロゼンクビストは、DTMでのメルセデスへのコミットメントに加えて、アメリカ・インディライツでベラルディ・オートとともにシリーズに参戦。さらに、直近ではミド・オハイオにて名門チップ・ガナッシ・レーシングのマシンをドライブ。初めてインディカーのステアリングを握ってもいる。

「彼をチームに歓迎する。F3王者であることはもとより、すでに数多くのカテゴリーを経験し、熟練ドライバーのようなスキルを持ち合わせていることも証明している。とくにマカオのようなテクニカルでタイトなサーキットでもね」と語るのは、マヒンドラ・レーシングのチーム・プリンシパルであるディルバー・ジル。

 マヒンドラには、シーズン2をランキング10位で終えたニック・ハイドフェルドも残留。開幕戦の北京ではポディウムを獲得したものの、続くマレーシア・プトラジャヤ戦で手を負傷したことが成績に響いた。

 プンタ・デル・エステを欠場したが、ブエノスアイレスで復帰して以降は6戦中5戦でポイントを獲得する安定感を見せていた。