チャットモンチーの新曲“消えない星”が、映画『アズミ・ハルコは行方不明』の主題歌になることがわかった。
山内マリコの同名小説をもとにした『アズミ・ハルコは行方不明』には、蒼井優、高畑充希、太賀、葉山奨之、石崎ひゅーい、加瀬亮、菊池亜希子、山田真歩らが出演。
主題歌となる“消えない星”は、作詞を福岡晃子(Ba,Cho)、作曲を橋本絵莉子(Gt,Vo)が担当。『アズミ・ハルコは行方不明』の脚本を読んだ2人が書き下ろした楽曲で、昨年11月に行なわれた日本武道館公演でも披露された。CDリリースは11月下旬を予定している。チャットモンチーが映画の主題歌を担当するのは、2008年公開の佐藤隆太主演作『ガチ☆ボーイ』以来となる。
『アズミ・ハルコは行方不明』は寂れた郊外の街を舞台にした作品。蒼井優演じるOLの安曇春子が突然失踪した事件を背景に、捜索願いのポスターをパロディーにしたグラフィティアートが拡散されていく様と、無差別に男を襲撃する女子高生集団の様子を、春子失踪前後の時間軸を交差させながら描く。
■橋本絵莉子(チャットモンチー)のコメント
映画を観て、女性の、弱いところ、強いところ、情けないところ、負けないところ、変わっていくところ、全部に、そのまま自分と、変化していくバンドを重ねました。あっこちゃんからもらった歌詞に、歌いたいようにメロディーをつけて、二人で完成させました。映画館でたくさん流れてほしいです。
■福岡晃子(チャットモンチー)のコメント
脚本を見て、迷わず歌詞を書きました。実はもう存在しないかもしれない星にも、ひとは願いをかけます。それぐらい事実なんてものは、人間にはあまり関係のないことなのかもしれません。ひとの中にあるそれぞれの真実が世界をつくっていて、それが美しいときと、どうしようもなく不条理に思えるときがあることを目の当たりにする映画だと思います。