クリストファー・ノーラン監督の新作『ダンケルク(原題)』が、2017年に全国で公開される。
『ダークナイト』3部作や『インセプション』『インターステラー』といった作品を発表しているノーラン監督。新作となる『ダンケルク(原題)』では、第二次世界大戦中の1940年に860隻の船でイギリス軍とフランス軍の兵士約30万人を救った9日間の救出作戦「ダンケルク作戦」を描く。ノーラン監督が初めて実話の映画化に挑む作品だ。
撮影は今年5月23日にスタートし、物語の舞台となったフランス・ダンケルクを皮切りに、オランダ、イギリス、アメリカで行なわれた。フランスとベルギーでは2017年7月19日、アメリカ、イギリスでは7月21日に公開される。
キャストには、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』『レヴェナント:蘇えりし者』などのトム・ハーディをはじめ、マーク・ライランス、ケネス・ブラナー、キリアン・マーフィー、映画初出演となるハリー・スタイルズ(One Direction)らが名を連ねている。
製作陣には、『インターステラー』に続いて、撮影監督のホイテ・ヴァン・ホイテマ、美術のネイサン・クロウリー、編集のリー・スミスが参加。また衣装は『インセプション』も手掛けたジェフリー・カーランド、視覚効果監修は『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のアンドリュー・ジャクソンが担当している。
今回の発表とあわせて特報が公開。映像には兵士たちの大群が荒廃した海辺にいる様子や、兵士たちが上空に何かを見つけ、一斉に身を伏せる場面が映し出されている。