2017年のドライバーラインアップを決定するにあたり、ルノーF1チームは最適なタイミングを図っていると、ジョリオン・パーマーは考えている。
パーマーとチームメイトのケビン・マグヌッセンは、両者とも来季以降もルノーとの契約延長を望んでいる。ただしルノーは新たなドライバーの採用を検討しており、セルジオ・ペレスと話し合いを行っている。またリザーブドライバーのエステバン・オコンは今シーズン残り9戦をマノーから参戦することになっており、来季ルノーのレギュラーへとステップアップする可能性もある。
2017年に向けての見通しを、パーマーは以下のように語った。
「僕自身は週末ごとに改善できているし、チームもそれを見てきているから、いい雰囲気だと思う。シーズン序盤は少し難しいこともあったけれど、ルーキードライバーとしては順調に成長できていると感じる。チームは来季、大きな進化を遂げるだろう。僕は、そこにいたい。できる仕事をこなしていけば、チームは僕を信頼し、将来的にも仕事を任せてくれると思っている」
「多くのチームが来季のドライバーがどうなるのかに考えをめぐらせているけれど、本当のところはわからない。僕らの契約は複数年ではないから、あせる必要はないんだ。決定は、だいぶ先のことになるだろう」
来季の契約時期については「もしも僕がルノーのボスならば、必要性を感じないから、まだ決定しない。いまの僕らは今シーズンと来シーズンのマシン開発に集中している。より多くのレースで僕とケビンの実力を見て、満足できれば変更しないというのが、チームにとって最も良い状況だ」とパーマーは主張する。
マグヌッセンは将来についての「本格的な話し合い」は、まだ行っていないものの「ルノーに残るべき」という自身の考えを示した。
「僕はチームに残ることに集中したい。長くチームとともに過ごしたいと強く希望している。振り返って、もっとうまくできたとか、違うやりかたがあったとか考えてしまうことは常にあるけれど、毎回ベストを尽くしている。限界を超えたり、ミスをすることもある。でも全体的に見て、悪い仕事をしてきたとは思わない」
今シーズンはルノーにとって厳しい結果となっているが、チーム代表のフレデリック・バスールは、パーマーとマグヌッセンの忍耐力を評価している。