MotoGPクラスのオフィシャルテストが8月22日、第11戦チェコGPが開催されたブルノサーキットで行なわれた。ヘレス、カタルニアに続く、今シーズン3度目のオフィシャルテストとなる。
ドゥカティのアンドレア・ドビジオーゾ、アンドレア・イアンノーネ、アビンディアレーシング、アスパー・チーム、アプリリア・グレシーニ、ケガのため参加しなかったアレイシ・エスパルガロとジャック・ミラーを除き、鈴鹿8耐で優勝したヤマハのSBKライダー、アレックス・ロウズを加えた、7チーム11名のライダーがテストに参加した。
モビスター・ヤマハは、新型のシャーシとスイングアームを投入。マニエッティ・マレリがアップデートしたECUソフトウェアとミシュランが準備したフロントタイヤのテストも実施。ホルヘ・ロレンソは、43ラップを周回すると、1分55秒394の1トップタイムを記録。バレンティーノ・ロッシは、60ラップを周回すると、1分55秒765がベストラップで、ロレンソに0.371秒差の2番手となった。
レプソル・ホンダのマルク・マルケスは、セットアップを中心にテストプログラムを実施、46ラップを周回し、1分56秒148で3番手。前日にMotoGPクラス初優勝を飾ったLCRホンダのカル・クロッチロウは、サスペンション、ホイール、エンジンマップのテストプログラムに取り組み、63ラップを周回して1分56秒273で4番手だった。レプソル・ホンダのダニ・ペドロサは、43ラップを周回、1分56秒857で7番手。
チーム・スズキ・エクスターのマーベリック・ビニャーレスは、アレイシ・エスパルガロがケガで欠場したため、ただひとり参加。仕様違いのスイングアーム、新たな電子制御、フロントタイヤのテストを進め、37ラップを周回して1分56秒524で5番手。
ヤマハ・テック3は、ソフトウェアとフロントタイヤのテストに加え、サクラ工業製新エキゾーストの検証を実施。ブラドリー・スミスは47ラップを周回し、1分56秒619で6番手、ポル・エスパルガロは、43ラップを周回して、1分56秒952で8番手となった。
また、同チームからは鈴鹿8耐で優勝したSBKライダーのアレックス・ロウズがMotoGPテストに特別参加。16ラップ目の1コーナーで転倒を喫したが、15ラップを周回し、1分59秒558で12番手。
マークVDSのティト・ラバットは、新たなセッティングを試しながら、最多周回となる83ラップを周回して、1分57秒863で10番手。
ドゥカティ勢で唯一参加したプラマックは、新しいシートを含むポジションの調整、全体的なセットアップ、フロントタイヤのテストを実施。スコット・レディングが47ラップを周回して1分57秒077で9番手。ダニロ・ペトルッチは、エンジントラブルが発生したため18ラップに止まり、1分58秒421で11番手、ペトルッチは予定よりも早くテストを終了した。