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ヴィム・ヴェンダース監督が新たな3Dの可能性に挑戦 新作『誰のせいでもない』11月公開へ

2016年08月23日 12:21  リアルサウンド

リアルサウンド

『誰のせいでもない』(c)2015 NEUE ROAD MOVIES MONTAUK PRODUCTIONS CANADA BAC FILMS PRODUCTION GOTA FILM MER FILM ALL RIGHTS RESERVED.

 ヴィム・ヴェンダース監督7年ぶりの劇映画「Every Thing Will Be Fine」が、『誰のせいでもない』の邦題で11月12日に公開されることが決定し、あわせてポスタービジュアルが公開された。


参考:『ラスト・エンペラー』から『ハイ・ライズ』へーー受け継がれた“映像主義”


 本作は、カナダ・ケベック州モントリオール郊外を舞台にしたヒューマンドラマ。ある大雪の日に起こった事故によって、作家のトーマス、その恋人のサラ、編集者のアン、幼い少年の母ケイトーー1人の男と3人の女の人生が変化していく模様を描く。


 キャストには、『127時間』のジェームズ・フランコ、『ニンフォマニアック』のシャルロット・ゲンズブール、『スポットライト 世紀のスクープ』のレイチェル・マクアダムス、『潜水服は蝶の夢を見る』のマリ=ジョゼ・クローズらが名を連ね、『LOVE【3D】』のブノワ・デビエが撮影、『リリーのすべて』のアレクサンドル・デスプラが音楽を担当している。


 あわせて公開されたポスタービジュアルには、雪が積もった道路に停車した1台の車とともに、フランコ、ゲンズブール、マクアダムス、クローズの姿が描かれている。


 なお、本作は2D上映に加え、3D上映も行われる。ドイツの振付家ピナ・バウシュのドキュメンタリー『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』に続き3Dに挑むヴェンダース監督は、「人物の心の深い奥こそ3Dで語るにふさわしい」とコメントしている。(リアルサウンド編集部)