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スマホの電池のもちが2倍に⁉︎ MITの関連企業が開発した新バッテリーが来年にも生産へ

2016年08月23日 11:32  Techable

Techable

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スマホの弱点の一つ、バッテリー問題。残量を絶えず気にかけているユーザーは少なくないだろう。

バッテリーをもっと長く持たせられないか。各メーカーは研究・開発に余念がないが、米国のスタートアップSolidEnergyが開発した新バッテリーが有効な解決策となりそうだ。

なんと電池の持ちを従来の2倍にすることができ、来年早々にもスマホ用電池の生産に入る。
・極薄のリチウム金属箔を採用
スマホをはじめ、私たちが手にする多くのガジェット類に搭載されているリチウムイオン電池には黒鉛負極が使われている。

SolidEnergyは黒鉛の代わりに、リチウム金属箔を負極に採用。極薄のリチウム金属箔を何層にもすることで黒鉛タイプより電気の“密度”を高められるのだという。
・電池の小型化も
例えば、同じサイズの電池なら、新電池のもちは従来の2倍になるという。一方、電気の密度を高められるということは、電池の小型化も可能にする。

開発を手がけたSolidEnergyはMIT(マサチューセッツ工科大学)のスピンオフ企業。

同社によると、この新電池はすでにドローンで活用されていて、来年早々にはスマホとウェアラブルガジェット用の生産が始まる。そして、2018年には電気自動車用の生産を予定している。

1回の充電でこれまでよりも長く使えるスマホが出てくるのは、もうすぐのようだ。

SolidEnergy

MIT(マサチューセッツ工科大学)