オランダのザントフールトで開催されたマスターズF3の決勝は、モトパークのジョエル・エリクソンがチームメイトのニコ・カリとセルジオ・セッテ・カマラを従え、完璧なレース運びでワン・ツー・スリーフィニッシュを達成した。
エリクソンは、土曜日に行われた予選レースでの勝利により獲得したポールポジションを自身のマスターズF3初勝利に繋げる結果となった。エリクソンと並びフロントロウからスタートしたカラム・アイロットのアタックをエリクソンが防ぐも、チームメイトのカリが外側から仕掛け、アイロットをかわしリードをつかみかけた。
しかしカリはコースからはみ出し、エリクソンの後方に続くことを余儀なくされてしまう。
「それほど難しくなかったよ。スタートがどんなものか知っていたしね。最初の方はニコととても近かったけど、その後ギャップを作るためにプッシュして、タイヤを労わるためにペースを落としたんだ」と語るエリクソン。
「常にニコが近づいてくるのが見えていたので、彼とのギャップを管理するために少しだけ多くプッシュしたよ」
カリはエリクソンとのギャップを縮めようとしたものの、徐々にペースが上がらなくなってしまう。一方でエリクソンは常にペースをコントロールし優勝。またカリは3位のセッテ・カマラを引き離し、モトパークがワン・ツー・スリー体制を築いた。